圭一達は梨花から自分の命が三四率いる山狗に狙われ、それに立ち向かっている事実を

聞かされ一致団結し、大石・富竹・東京から駆け付けた赤坂にも協力を要請した。富竹は

入江機関に流れた不透明な裏金の証拠集めを、赤坂は梨花の自宅に待機し入江の協力を

得て身辺警護を、大石は「梨花が死んだ。」という嘘の情報を流す事の協力を熊谷など他の

刑事達に要請し受諾を得た。これで三四が企む役者が揃った。

 入江診療所では三四が、東京の野村に富竹を明日、突然雛見沢症候群レベル5まで発症

させる「H173」を投与し殺害しようという意図を電話で伝えていた。富竹の死をきっかけに東京の幹部達に「入江機関への不信感」を煽るのが狙いで、その手はずは野村が担当する事を三四に伝えてきた。(治療薬の過程で、逆効果の薬が出来るとは・・・・)野村との電話を終えた後

三四は、富竹が宿泊する「エコノミーホテル興宮」に電話をして呼び出したが外出中だった。

(三四さんも善悪の中で揺れ動いているのですね。殺す相談をした後富竹に電話する訳だから)

 その頃梨花の自宅の警護をしていた赤坂は、やって来た入江から梨花達が考えた、三四と山狗を混乱させ揺さぶりを掛ける「48時間作戦」について聞かされ「信じられない、とても子供達

だけで考えたものとは思えない。連中に相当な揺さぶりを掛ける事が出来ます。」と驚きと絶大な効果があると考えていた。そして作戦発動日は、大石との相談次第だが「早いにこした事は

ない。」という意見で同意した。山狗が綿流しの祭に合わせて警備レベルと上げているからだ。

 昭和58年6月18日綿流し祭前日、古手神社では朝から露天などの準備が行われ、そこで

入江と三四が偶然出合った。「雨で中止にならなければいいですね。」入江は言うと「雨ごときで中止になる訳ありませんわ。」言い返す三四は、別れる際「そういえばジロウさんどこに行ったか知りませんか?」と尋ねたが入江は「いいえ!」と答えた。(明日の祭の意味は色々あります

から。三四にとっても入江にとっても)夕方大石が圭一達が集まる家にやって来て、熊谷達他の刑事達から承諾を得た事を報告すると歓声が沸いた。しかもあまりに熊谷達が、協力に了承

した更なる力を得た事で「いけるこの作戦上手く行くぜ!」圭一は気勢を上げた。羽入も味方の

多さに心強さを感じていると「確かに今度はひっくり返せるかもしれないわね。」梨花も運命を

打ち破る可能性があると思う様になった。(羽入はひっくり返す強い意志を持つ様に促します)

 梨花が姿を消して18日の夜で2日つまり48時間が経過する、三四と山狗の動揺を誘う

作戦の発動を仕掛ける圭一達は、そのタイミングを夜よりも夜明け前(19日午前4時)に設定し部活メンバーはそれが決まると気勢を上げ心を一つにした。(梨花が死んだ事になって三四と

小此木達山狗はどう動くのでしょうか?いよいよ心理戦が始まります)

 昭和58年6月19日午前4時17分睡眠中の三四に電話が掛かり、その内容に驚いた。すぐに山狗の前線基地に急行した三四は、小此木から「午前4時15分興宮警察署で、目標の死体

が確認された。」という報告を受けた。「そんな訳ないでしょう!梨花は風邪で寝込んでいるの

だから。」梨花が死んだ情報を信じない三四は、更に死後48時間経過しているという情報を

聞かされ、雛見沢の村人が雛見沢症候群発症状況について小此木に聞くと「その様子はあり

ません。」と言われ動揺し声を荒げて、女王感染者の死後状況を説明する三四!そして梨花の

自宅状況を山狗メンバーに尋ねると「誰も外に出ていません。」と言われた。梨花が自宅内に

いる事は入江が確認していると、自負する小此木だったが三四は「すぐ興宮署の死体を調べ

させなさい。」と命じ、掛かって来た野村との電話に応じた。

 梨花が死んでから48時間が経過した鑑識結果を公表した監視官の所に確認の電話が

入った。大石達は逆探知し、それが県警の大高警部であると確認された。これで山狗と内通

していた警察官をあぶり出す事に成功し、大石は監視官に電話をして軽く追い返したという

報告を受けた。事態は急速に動き始め、三四は「梨花が死んだ、村人は平穏無事!そんな事

ある訳無いじゃない。デマよデマに決まっている。まだよまだ負けるものですか!」あくまで高野

の説を信じ、梨花の死んだ情報をデマと考えて計画を続行する強い意志を見せた。

 朝になり小此木達山狗は、情報の真偽についての確認をしていた。「目標の在宅は確認

出来たか?」小此木は梨花の自宅に張り込む山狗メンバーに連絡した。「目標かどうかわかりませんが、家屋内に誰かいるのは間違いなく・・・・・」メンバーから報告を受けると激高し小此木

は「三四の許可があれば突入という手段も取れるのに。」と悔しがる。しかも綿流し当日なので

監視は可能だが突入は、不可能であるという状況である事を知った小此木は、余りにも出来すぎたタイミングの良さに疑問を持ち「これは敵の攻撃だこちらが先手を取る前に先手を取られ

たんだ。」情報戦に長けた戦略家がいる謎の敵の正体を探る為、雲雀と呼ばれる部隊の集合を

指示した。その情報は富竹にも伝えられ、興宮署が大石のテリトリーであると気付くと「現状を

考えるに入江機関への緊急査察とそれと番犬部隊への待機を進言します。」富竹は、梨花達に

都合がいい様に仕向けた。そして小此木達が踏み込んだホテルは蛻の殻で、しかも待機命令が東京から出ている為、小此木に焦りが見られ始めた。

 大石は大高が、梨花の死体確認の為乗り込んでくると推測し案の定やって来た。勿論そこには大石が立ちふさがったが「そこをどきたまえ!」と手を出す大高。「アンタの飼い主は、何千人もの人が不幸になるとんでもない陰謀だ。」大石はその手を止めて怒りをあらわにすると、逆に公務執行妨害で逮捕する様に命じたが「あんたが逮捕しないのか?」と挑発され結局背負い投げで投げ飛ばされた。大石の行為に怒った大高は「私の依頼主が黙っていないぞ。あなたの

大の苦手の園崎議員ですよ。」と言った。すると背後に茜と県議を務める園崎三郎がおり、口から出まかせを言った大高は、本物の登場にぐうの音も出なかった。(大高ただの権力馬鹿です)

 その後三四は入江に梨花が自宅に在宅している事を確認したかと質問した。「夏風邪をひいていたから診察に行っただけです。抜け出して遊びに行ったのかもしれません。」と説明すると

山狗に外に出たかどうかの真偽を確認した三四は「ありません。」という報告を受けた。「入江

所長は在宅を確認した。山狗は外出を確認していない。じゃあどうして梨花の死体が出るの?」

机を叩き激高する三四。その時野村から電話があり「クライアントに動揺が見られます。このままでは計画自体が中止になり、あなたの祖父の論文が世迷言という烙印を押される事に・・・」

三四はピンチに陥った。しかし小此木に東京の調査部と連絡を取っていた人物が使用した電話

番号が判明し、それは富竹が宿泊していたホテルの電話番号だった。小此木は雲雀に連絡を

取り直ちにホテルに向かわせた。(富竹はいつも殺されるですから、たまに裏切っても

 富竹が裏切った事実を知った三四は「いやもし嘘つきが他にもいたとしたら。」と他の裏切り者

の存在を考え始めて、入江に監視員を付ける様に命じその目は怒りに満ちていた。富竹には

5人の山狗の雲雀が襲い掛かる、果たしてここからの展開はどうなるのだろうか?