透析になると決まったタイミングで

わたしと夫は

血液透析、腹膜透析、腎移植、透析をしない

この四択について 話し合いをしました


わたしが夫に

「メリットデメリットは 確認したよ

そのうえで わたしの腎臓を

あなたに渡す覚悟は出来ているから

望むのなら 腎移植をしましょうよ」と伝えました


それについて 夫は「うーん...」と言ったきり

何も言わずに 腹膜透析にむけて

色々と考えていた様子だったため

わたしからも 何も言わずにいました


つい先日 夫が

「あざみちゃんの腎臓をもらうことは

したくないんだよね

あざみちゃんは 俺よりカラダが弱いし

まだ37歳で この先長いし 腎移植後

あざみちゃんに何かあったら 後悔するから」

と ぽつりぽつり話し出しました


そして 涙を流しながら

「いつか もっと先になって 歳をとって

もう 腎移植するしかないってなるまでは

透析で 頑張ろうとおもってる

その中で あざみちゃんには

元気に長く生きて いっしょにいてほしいから」

と わたしに言いました


色んな気持ちが わっと押し寄せてきて

わたしも 涙が溢れそうでしたが 笑って

「わかったよ この先したい気持ちになったら

その時は 遠慮なく言ってね

体(腎臓)を大切にして スタンバイしておくから!」

それだけ 伝えました


ずっと 色々考えて 一生懸命に悩んで決めたのだな

とおもったら 胸がぎゅ~となって

こっそり 目から涙がこぼれました