妊娠期間中の抜け毛でお悩みのママさんが多くいらっしゃいます。
妊娠期間中の脱毛には妊娠中(産前)に起こるパターンと産後に起こるパターンの2種類があります。
①妊娠中(産前)の抜け毛について
妊娠から出産までの女性の髪の毛は「エストロゲン」という女性ホルモンによって大きく左右されます。
「エストロゲン」は肌や髪の新陳代謝を促して、潤いを守り、ハリ・ツヤを生み出す作用があり、妊娠すると徐々にこの「エストロゲン」の分泌が増え、髪の毛が増えていきます。
ただ髪の毛の量が多くなるということは新陳代謝が良くなることで、毛の生まれ変わりの周期が早くなり、抜け毛も増えるということです。
ママの中には妊娠中は髪の毛が増えたという方も多くいらっしゃいます。
逆に抜け毛が増える方もいますが、それは新しい髪に生まれ変わっている状態であり、特に心配する必要なはいと言えます。
ホルモン(エストロゲン)の分泌以外で抜け毛が考えられる理由として、つわりによる食欲不振、不安やストレスなどのメンタル面が不安定になることもヘアサイクルが乱れる原因です。
これにより、抜け毛が増えるケースも考えられます。
②産後の抜け毛について
前述した「エストロゲン」ですが、出産後は分泌がガクンと減少して妊娠前の量に戻り、今まで成長期を維持していた髪が、一気に退行期や休止期に入ってしまうことで抜け毛が増えます。
これが「産後脱毛(分娩後脱毛)」です。
産後脱毛(分娩後脱毛)がいつまで続くかは、個人差があります。
大半の女性が、半年~1年前後で元の毛髪の状態に回復してきますが、中には1年以上経過しても抜け毛が治まらない人もいます。
もし長く産後脱毛が続く場合は
・慣れない育児(授乳、夜泣きなど)による生活習慣の変化
・栄養バランスの乱れ
・産後のストレス(マタニティブルー)
等が考えられます。
特に出産後はこれまでの栄養バランスが変化しがちです。
産後は母乳をつくるために、母体が多くの栄養を必要としており、健康な髪の毛をつくり育てるために必要なタンパク質や鉄分、ビタミン、亜鉛などが極端に不足しがちで、これらの成分の不足は発毛や育毛にも悪影響です。
【実践してみよう!妊娠中~産後のヘアケア対策】
①バランスの良い食事、髪の毛に良い食材を摂ることを心がけましょう。
妊娠中はなるべくバランスよく食事をとることで、抜け毛を予防しやすくなります。
つわりで食べられないものが多い場合は、サプリメントやドリンク剤などを活用するとよいでしょう。
産後はタンパク質や鉄分、ビタミン、亜鉛などが極端に不足しがちです。
育毛、発毛には非常に大事な栄養素なので、しっかり摂取していきましょう。
薄毛・抜け毛に効果的な食材
・ナッツ(タンパク質、ビタミン、亜鉛)
・ほうれん草(必須アミノ酸の一種「メチオミン」)
・牡蠣(亜鉛、タンパク質)
・サツマイモ(ビタミンC、ビタミンB6、ビタミンE、カリウム)
・卵(ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンE)
②ストレスを貯めこまない、しっかり睡眠をとる
赤ちゃんが生まれると、生活のリズムががらりと変わります。
睡眠時間が少なくなるのはもちろん、外出さえ思うようにできません。
ストレスも溜まりがちになるので、適度な運動、趣味などの時間を作り、リラックスすることが重要です。
また髪の成長や頭皮の新陳代謝・修復には成長ホルモンが関わっています。
この成長ホルモンは睡眠中、特に深い眠りについたときに多く分泌されるため、睡眠不足になると成長ホルモンの分泌が減少し、毛髪の形成に必要なタンパク質の合成が十分に行われなくなる恐れがあります。
成長ホルモンをより多く分泌させるには短い睡眠時間はお勧めできません。
5時間以上の深い睡眠が効果的で、「深い呼吸」「深い睡眠」が、より良い頭皮環境と美しい髪をもたらしてくれます。
③妊娠期間中~産後に使える育毛剤でヘアケアを行いましょう。
妊娠中はママの肌や頭皮は乾燥しがちです。
頭皮の乾燥は抜け毛に繋がります。
頭皮の美容液でうるおいバランスを整え、すこやかな髪が育つ土台を作ることも非常に重要です。
「スカルプははこ」(120ml 3,980円)は、女性ホルモンの低下に着目した育毛処方。
有効成分であるセンブリエキスと「育毛」「頭皮環境」「毛髪強化」に特化した成分をそれぞれ配合した女性に優しい育毛剤。
ノンアルコール処方なので、カラーリング、白髪染め、パーマをしてても使用可能です。