産後なかなか元のお腹に戻らないということで悩んでいるお母さん方、いらっしゃるのではないでしょうか。

 

しかし年齢にかかわらずしっかりケアしてあげることで、伸びきった皮は少しずつ戻っていくのでご安心ください。

もちろん、出産した年齢が若いほど回復力は早いですが、高齢出産であってもケアを持続することでお腹は少しずつ戻っていきます。

また、初産よりも経産婦の方が、お腹が戻りにくいと言われていますが、こちらもきちんとケアをしていけば、元の状態に近づいていくでしょう。

 

 

お腹が元の状態に戻る時期

 

一般的には産後3ヶ月~4ヶ月後で産前の状態に近くなると言われておりますが、遅い方だと半年程度かかる方がいらっしゃいます。

半年は一つの目安で、半年後もお腹がかなり出ているようですと、脂肪が固まっていき、なかなか元の状態には戻らないこともありますので早めにケアしていくことが大切です。

 

ケアを始めるべき時期

 

産後半年間は体重を落としやすい時期ですので、出産後無理をしない程度、できる範囲内でケアしていきましょう。

ただし出産後6ヶ月~8ヶ月は産褥期(さんじょくき)といい、産後の体力を回復しなければならない時期です。

無理な食事制限や筋トレなどを行わないよう、体調を最優先にしましょう。

 

 

お腹を元に戻すためには具体的にどのようなことをしたらいい?

 

 

普段から気を付けるべきこと

 

■食生活の見直し

妊娠中は赤ちゃんへの栄養補給の分もあり、食欲が旺盛になるものですが、出産後も体質やホルモンバランスの変化で、以前より食欲が旺盛になり、体重が増える方がおおくいらっしゃいます。

また妊娠中赤ちゃんによって圧迫されていた胃が出産後は元の位置に戻るので、食欲が増えます。

更に赤ちゃんへの母乳を生成するための栄養も体が欲するので、食欲が旺盛になりがちです。(母乳をしっかり赤ちゃんに与えることも、お腹を元に戻すのに有効です。)

食生活、食のバランスを一から見直し、体重管理をしっかりすることで、元のお腹に戻していきましょう。

 

 

■姿勢(猫背)を正す

産後にお腹がたるんでしまうのは、姿勢が悪くなってしまうことも関係しています。

産後は身体の状態が不安定になるため、どうしても身体をかばおうと背中が丸まり猫背になってしまいます。

また、赤ちゃんの授乳やおむつ替え、寝かしつけなどすべての動作が前かがみになるため、姿勢がどんどん崩れやすくなってしまうのです。

猫背で姿勢が悪いままの状態が続くと、お腹が圧迫されたるんだ状態が改善しにくくなります。背筋をピンと伸ばしてお腹もまっすぐ伸ばしている状態に比べると、お腹が戻る回復スピードは格段に遅くなってしまうでしょう。

 

 

■運動不足の解消

産後は生まれてきた赤ちゃんの世話で手一杯・・・

忙しい毎日の中でも、軽いお散歩や夜寝る前に簡単にできるストレッチなどをすることは重要です。

産後3ヶ月程度経過し、出血等もなくなれば無理をしない程度でスポーツを楽しむことも良いでしょう。(本格的なスポーツを開始する時期は担当医師に相談しましょう。)

 

 

産後専用グッズで更にケアしましょう!

 

■産後専用の引締めクリーム

産後専用のクリームでお腹をマッサージし、血行を良くすることで余計な脂肪を燃焼させて元のお腹に戻しましょう。

出産のためにたくさんの栄養をおなかの赤ちゃんに与えたお母さんのお腹は栄養が不足しがちで、更に急なダイエットや運動でお腹を元に戻そうとすると、産後特有の皴のあるお腹になってしまう場合があります。

元のハリ、ツヤのあるお腹に戻すにはお腹を十分に保湿し、クリームでマッサージすることが重要です。

産後の引締めクリームを利用する場合は、引締めと同時に保湿も可能なクリームがおすすめです。

 

 

■骨盤矯正ベルト、ガードル、ショーツ

骨盤を左右前後から締めることで、正しい位置に補整してくれる骨盤矯正グッズ。

ベルト、ガードル、ショーツ、スパッツなど様々な種類があります。

基本的にそれらのグッズは履くだけで良いため、毎日続けやすいというメリットがあります。

ただし矯正グッズの締め付けがきつ過ぎると血流が悪くなり、かえってお腹が戻りにくくなるので注意が必要です。

 

 

その他

 

■産後専用の骨盤整体、カイロプラクティック、産後ヨガのお店では、整体施術やストレッチを通して骨盤を元の位置に戻し、お腹を元通りにします。

 

 

以上の方法で産後のぽっこりお腹を焦らずにゆっくり元に戻していきましょう。