前回ブログを更新したのは、確かまだ暑い頃だったと思う…🤔💭

最近月一での更新になりそうな程遠のいていますが(^^;;



ここのところ、玉置さんソロ時代の中でも軽井沢時代の曲をよく聴いています。

少し前までは、軽井沢時代の曲と言っても「常夜灯」や「からっぽの心で」のように、自分の心のうちを、少し早いテンポに乗せて吐き出すように歌う曲が好きだったのですが、最近はスローテンポで訥々と歌う曲が何となく落ち着くなあ、と思うようになりました。

これも「秋」🍁🍂という季節柄かもしれませんね。


最近のお気に入りは、玉置さんソロの「ワインレッドの心」「今日というこの日を生きていこう」「GRAND LOVE」あたり。
ゆったりと秋の夜長に聴くのにはピッタリの曲ばかりです🎶✨


そんな中でも、今まであまり気にも留めていなかったこの曲。
いつものように素通りして聴いていましたが、あれ?この曲…と思ってから延々とリピート🌀🌀







波の音から曲が始まって、一気に目の前に海が広がります。

船を漕ぎ出したように行ったり来たりするメロディーのAメロとBメロ。
全く同じメロディーの繰り返しかと思っていたのですが、

スピードを少しづつ上げて行こう
真っすぐ帆を張って進もう

それぞれの最後の音、Bメロの方が1つ音が高いんですよね。

歌詞からも、Aメロはまだ海に繰り出したばかり。
まだしっかりと行先の方向が定まっていないから、船のスピードはゆっくりで不安定な感じの音。

Bメロは行先も定まり、「よし!ここを目指そう!」と決意して帆を張って進む。
音もひとつ高いところからそんなことを感じさせます。


風の流れを読んだら


ここは最初聴いた時は、一般的な船を進めるための風を読む…

だと思ったのですが、だんだんと歌詞を噛み砕いて聴いているうちに

風の流れ=世の中の流れ?
みたいなものも意味しているのかな?…と。


灯りも持たずに
夜の海を航る
手がかりひとつもないままに

嵐が来ても  何が起こっても
NaNaNa  辿り着くよ


この先どうなるのか分からない
辿り着くまでの長い道のりには、星しか頼るものが何もない。
でも、この先のいろんな困難があったとしても、迷うことなく船を進める。


「真っすぐ帆を張って進もう」
「しっかり舵を取り進もう」

重なるふたつの歌詞が、その意志を感じさせます。


海を人生と喩えて…
自分の進むべき道を探しながら、しっかりとした意志を持ち、思った道を進んでいこうという気持ちを歌った曲。



ゆったりとした曲調、穏やかな歌詞に感じられますが、この先どう在るべきか…迷いながらも突き進んでいこうという、あまり面(おもて)に出さない意志なのかな?


穏やかな曲調の中で、唯一この部分、大きく船が傾きかけたように感じる…



僕らはいつになったら
この旅を終えるの


決めた道を進みながらもふと我に返り、これでいいのか…このままでいいのか…何処まで行けばいいのか…


不安定な曲調は、「この旅を終えるの」の部分が転調していること、自分では気が付きませんでした(^^;;

歌っていても、全く音が取れず手こずりましたね😅


アウトロにかけてのストリングス。
これはバイオリンなのかな?
この音が入ることで、砂浜に打ち寄せる波のように感じられて、途中の島に流れ着いたのかな?
なんていうようにも感じました。


辿り着くよ…君のもとへ


そこには「君」がいたのかな?
君とは、単なる「君」ではなく、音楽とか、目指すものとか、そんな意味にも取れるような気もしました。



この曲をリピートして聴こうと思ったのは、この船には「君」が乗っているとずっと思ってたのに、実は乗っていないの???


というところから😅









人生っていろんなことがあるよね。
思い描いていた人生を辿ろうと思っても、思いもよらない波もきて、それをどう乗り越えていったらいいのか…



秋の夜長にいろんなこと考えながら聴いています🎶





(諏訪湖より)