転校生 43 | その瞳に映るもの
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その瞳に映るもの

新米トンペンが、一方的にホミン愛を叫ぶブログです。

2人が相思相愛でありますようにと本気で願うほどホミン愛が溢れていますので、ご了承下さい。

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転載転記はご遠慮ください※

 

BL表現を含みますので、苦手な方はスルーでお願い致しますm(_ _)m

 

 

 

 

 

 

 

遂に合コンを翌日に控えて、俺は改めて自分が何をすべきか考えていた

 

合コンの場所は、1度は訪れたことのあるカラオケ

待ち合わせはカラオケがある街の駅前広場

時間は午後13時

 

カラオケではフリータイムで過ごすけれど、恐らく終わりは18時くらいか

俺とヨンジェは、合コンは夕方までで、夕飯は自宅で摂るというルールにしているので、むやみに女の子たちと夜まで過ごすということはしていない

未成年だから誰に何を言われるか分からないし、親に迷惑を掛けるようなことはしたくなかった

 

そして今回、俺の最大のミッションは・・・

 

”チャンミンを相手の女の子に奪われないように守ること”

 

ヨンジェから見たって整った顔立ちのチャンミンなのだから、女の子にとってはまさにアイドル級だろう

俺だってそれなりにモテてきた経験はあるけれど、この際は俺のことはもうどうでもいい

心配なのは、チャンミンは自覚なしで人をドキっとさせるような言動があるということ

これは俺自身が初めて会った瞬間から何度も経験してきているからよく分かる

 

そしてそれは恐らく、いや、確実に、男女問わず影響力が大きいと思われる

だからこそ、カラオケみたいに特殊な状況で女の子たちがチャンミンにどう反応するのか、それがとても気掛かりで仕方がない

 

 

 

「・・・ノ?ユノ?」

 

 

すぐそばで聴こえるチャンミンの声でふと我に返った

 

 

「・・・え、何?」

 

「さっきから僕の話、全然聞いてないでしょ?」

 

 

そう言うと、風船みたいにぷーっと頬を膨らませて俺のことを睨み付けている

そうだ、俺は今チャンミンと俺の家に向かって歩いているところだった

 

放課後、いつものように駅までチャンミンと帰ろうと思っていたら、急にチャンミンが

 

 

「ユノの家に行ってみたい」

 

 

なんて突拍子もないことを言い出したのだ

 

まさかそんな事を言い出すなんて想像もしていなかったのでどうしようか迷ったけれど、なんだか凄く切実そうな表情で訴えてくるから断れなかった

急いで母さんに電話をして、今から友達が行くからキレイにしておいてと言ったらかなり慌てた様子だった

 

 

「ごめん、ちょっと考え事してた」

 

「僕が急にユノの家に行きたいなんて言ったから?

・・・本当は迷惑だった?」

 

「いや、迷惑だなんて思ってないよ!!

突然だからびっくりはしたけど・・・

でも、正直に言うと、凄く嬉しい」

 

 

そう言ったら、チャンミンの表情がパッと明るくなった

俺の言葉で一喜一憂する姿は本当に可愛くて、このまま家に連れて行けることが嬉しかった

 

母さんに紹介するのはかなり緊張するけれど、大切な友達としてだから堂々としていられる

そして、チャンミンにどんな印象を持つのか、それが気になる

 

 

「・・・あ、もう着くよ」

 

「え、本当?

何か・・・緊張しちゃう」

 

 

チャンミンの方を見ると、確かに顔つきがさっきまでと全然違う

転校してきたあの日のように、表情が硬い

 

 

「大丈夫だよ、俺の母さんはフツーのおばちゃんだから

それに、チャンミンは俺の大切な友達として紹介するんだし」

 

「でもユノのお母さんだもん

・・・恋人の親に紹介されるのは、たとえ友達としてでも緊張する」

 

「気楽にしててよ

すぐ俺の部屋に引っ込んじゃえばいいんだし

・・・じゃ、行くよ?」

 

「う、うん・・・」

 

 

玄関の鍵を開けてドアを開けると、先に俺が入りただいまと声を掛けた

それからチャンミンを中へ招き入れて、靴を脱ぐように促していると

 

 

「ユンホおかえり~

お友達もいらっしゃ~い」

 

 

友達が来ると事前に伝えていたからなのか、少し身ぎれいにした母さんが出てきた

俺はチャンミンを紹介して、そのまま家に上がらせると自分の部屋に連れて行こうとした

 

 

「ちょっとユンホ」

 

 

母さんに呼び止められて振り返ると、手招きして俺だけを呼び寄せているようだった

 

 

「なに?」

 

「ちょっとどしたのあの子!?

あなたの友達の割りに、ヨンジェ君と全然タイプ違うじゃない」

 

「ヨンジェと一緒にしないでよ

チャンミンは9月からの転校生なんだ

俺が学級委員として面倒を任されてるうちに仲良くなった」

 

「あらそうだったの?

それにしても・・・

男にしておくのがもったいないくらい凄く可愛いじゃない」

 

「そう?気付かなかった」

 

 

俺はそう言うとそそくさとチャンミンを部屋へ連れて行った

 

母さんがチャンミンのことを可愛いとか言うから、反射的にその場から立ち去るべきと感じた

まさか気付かれてはいないと思うけれど・・・

ヨンジェとタイプが違うとか、男にしておくのがもったいないとか、怖いことを言う

 

ひとまず俺の部屋に逃げ込んでホッとしたものの・・・

そのうち飲み物でも持ってまた様子を見に来るような気がする

 

 

「チャンミン、ちょっと待ってて

母さんがまた来ると面倒くさいから、ちょっと言ってくる」

 

 

台所に行くと、思っていた通り、母さんはトレイにジュースを載せて運ぼうとしているところだった

俺はそれをそのまま受け取ると、ありがとうと言って部屋へ戻った

 

チャンミンは、初めて来る俺の部屋を興味深そうにキョロキョロと眺めていた

そして、俺が戻ってきたと気付くと、振り返って優しく微笑んだ

 

 

「ユノのお母さん、なんだかユノに似てるね

・・・って母親だもんね、ユノがお母さんに似てるんだよね」

 

「う~ん、そう?

自分ではあんまり思ったことないけど」

 

「なんか、目元とか、似てるかも」

 

 

チャンミンがそう言いながら近付いてきて俺の目を覗き込んだ

突然のことで思わず後ろに仰け反ったら、その弾みでよろけてしまって、後ろにあったベッドに尻餅をつく形で座

り込んでしまった

 

「あ、ごめん!!」

 

「なんだよチャンミン、びっくりするじゃん

急に顔を近付けて来ないでよ・・・」

 

「ごめんね、大丈夫?」

 

 

そう言うとチャンミンが俺の隣に腰を下ろして、心配そうに俺の顔を覗きこんでいる

 

 

「だ、大丈夫だから」

 

 

チャンミンの至近距離に耐え兼ねて、俺はベッドから立ち上がると、机の上に置いたジュースを一口飲んで気分を落ち着かせた

 

予定外にチャンミンが俺の家に来ることになって、こうして部屋へ連れて来たけれど・・・

そもそもどうして急に俺の家に行きたいなんて言い出したのか、それをまだ訊いていなかった

 

 

「あのさ、チャンミン

なんで急に俺の家に来たいなんて言い出したの?」

 

 

ベッドに腰掛けたままのチャンミンは、俺の質問にう~んと唸って下を向いてしまった

当然親に会うことも想定しているはずだから、特に理由もなくそんなことを言い出すはずがない

それなのにチャンミンは、すぐに返事ができないのか、黙ってしまった

 

 

「何かよっぽどのことがなきゃ、急にそんなこと言い出さないでしょ?

・・・もしかして、明日の合コンのことで?」

 

 

すると図星だったのか、チャンミンは黙ったままこくりと頷いた

 

 

「・・・正直、本当は凄く嫌なんだ

ヨンジェ君には言えないけど・・・

でも、ユノになら、言ってもいいよね?」

 

 

顔を上げたチャンミンの表情は曇っていた

やっぱり無理強いしていたのかと思うと、胸が痛んだ

 

 

「ごめんね、チャンミン

俺だって嫌だよ、嫌だけど・・・」

 

「僕が嫌なのは、僕が行くことじゃなくって・・・

僕が参加すること自体は別に我慢できるんだけど

ユノが・・・他の女の子に取られちゃうんじゃないかって・・・思って」

 

 

チャンミンは、目を逸らすことなく真っ直ぐ俺を見て言ってくれた

いつもなら恥ずかしがって俯いたり目を逸らしたりするのに、今日は違う

 

 

「・・・チャンミン

そんなこと心配してくれてるの?」

 

 

てっきり俺は、合コンに無理に連れて行かれることが嫌なのかと思っていたから、チャンミンの言葉を聞いて驚いたし、それに、その気持ちが凄く嬉しかった

 

ベッドに歩み寄ると、チャンミンの隣に腰を下ろした

そして、チャンミンの膝に置かれた手をそっと上から握り締めた

 

 

「俺が他の子に取られちゃうかもって、本気でそう思ってるの?」

 

「だって、ユノはカッコイイから・・・」

 

「そんなこと言ったら、俺だってチャンミンが可愛いから心配だよ

それに今回はチャンミン目当ての女の子もいるんだし」

 

「僕は、可愛くなんかないよ、男だし

ユノだけだよ、可愛いなんて言うの

・・・あ、ユノのお母さんも言ってたね」

 

 

そう言ってチャンミンがふふっと笑うから、誘われるように俺はチャンミンを抱き締めた

腕の中で一瞬だけ体を強張らせたけれど、すぐに力を抜いて、俺の背中に腕を回してくれた

チャンミンの顎が、俺の肩にそっと乗せられて、それがとても温かかった

 

 

「・・・ユノの匂いが、いっぱいする」

 

「え?やめてよ、汗臭いから」

 

「ううん、やめない」

 

 

チャンミンは顔の位置を少しずらすと、俺の首筋に鼻をつけてすぅっと息を吸い込んだ

それがくすぐったくて、でも同時に脇腹から首筋にかけてゾクゾクと何かが走った

 

 

「・・・チャンミン、ダメ、それ」

 

「どうして?匂い嗅いでるだけなのに?」

 

 

そう言うと再び俺の首筋の匂いをすぅっと吸い込んで、それから、唇をそっと付けた

 

 

柔らかくて温かいチャンミンの唇が、俺の首筋に触れている

ただ触れているだけではなくて、ほんの少し口を開いているのか、湿った感触がある

 

それに気付いた瞬間、俺の体は一気に熱くなり、頭にも血が上る

そして当然のように、下半身も反応して・・・

 

 

「・・・っチャンミン、ダメだってば

今日は時間もないし、親もいるんだし・・・」

 

 

慌ててチャンミンから少し体を離した

チャンミンはなんだか泣きそうな顔をしている

 

 

「・・・ユノ、僕、ユノを取られたくない

だって、凄く凄く好きなんだ」

 

 

そう言うと、チャンミンはいきなり俺を押し倒すようにして覆い被さってきた

突然のことで、俺はされるがままだ

 

 

「・・・チャ、チャンミンっ!?」

 

 

俺の言葉なんて耳に入っていないのか、俺を押し倒したままギュッと抱き付いてきた

そして、俺の首筋に何度も何度も唇を押し付けてくるから、体中に鳥肌が立ってしまって、必死で抑えていないと理性が吹っ飛んでしまいそうだ

 

 

首筋へのキスが急に止まってホッとしたのも束の間、今度は俺の体にぴったり体を重ねるようにして体勢を変えてきた

 

何をするのかと思ったら、上半身を少し起こした状態で俺の顔を上から見下ろしている

その瞳はしっとりと潤んでいて、ドキッとするほど艶っぽかった

 

 

「チャ、チャンミン・・・急にどうしたの?」

 

「ねえ、ユノ、分かる?

僕のがどうなってるか、分かる?」

 

 

上気した顔で俺をじっと見つめながら、囁くように訊いてきた

 

 

「・・・・えっと」

 

 

チャンミンの言わんとしていることは、手に取るように分かった

 

手に取るようにと言うより、体で感じるように、分かった

 

俺の反応したそこに上から重なっているチャンミンのそこも、同じように反応していたから

 

 

 

「分かるよ、チャンミン

感じてくれてるんだね」

 

 

俺がそう言うと、意外なことにチャンミンは僅かに呼吸を乱して動揺しているように見えた

これだけ大胆なことをしているのに、まさか俺のこの一言で今更恥らうとは思いもしなかった

 

 

「どうしたの?急に恥ずかしがっちゃって・・・

こんなに大胆だと思わなかったから、ちょっと驚いた」

 

「ユノ・・・

僕のこと、軽蔑する?」

 

「軽蔑?なんで?」

 

「だって、こんな風に興奮してるから・・・」

 

 

そう言って再び恥じらう姿に、俺はますます欲情を募らせてしまった

だから、チャンミンの腰のあたりに両手を添えると、そのままグッと自分の方に引き寄せた

 

 

「あっ・・ん」

 

 

チャンミンから甘い声が漏れた

 

お互いの熱くなった部分を押し付ける形になって、なんだかもうそれだけで意識がぼやけてしまいそうになる

 

 

「分かる?俺もこんなになってる

チャンミンが好きで、チャンミンを感じてるから

だから・・・

 

他の人に取られるとか言わないでよ

俺は、チャンミンしか見てない」

 

「ユノ・・・」

 

「でも・・・

今はこれ以上はマズイかも

だから、続きは合コンの翌日に取っておこうよ、ね?」

 

「うん、分かった

ごめんね、急に押し掛けて、こんなことして

ユノのお母さんがいるのに・・・」

 

「あはは

そうだね、チャンミン凄く大胆だよね

でも、それでますます好きになった」

 

「やめてよ、恥ずかしいから」

 

 

チャンミンはふいっと顔を背けると、俺の上から体をずらして、ヨイショと言いながらベッドに座り直した

 

 

「僕、重たかったでしょ」

 

「まぁ、男だからね

でも、全然嫌じゃないからいいよ

もっと長くくっついていたかったし」

 

 

俺も体を起こしてチャンミンの隣に座った

それからチャンミンの耳元に顔を近付けて

 

 

「次はもう俺、我慢しないから覚悟しといて」

 

 

チャンミンが耳まで赤くして絶句しているのを眺めながら、こんなに可愛い恋人にヤキモチを焼いてもらえて幸せだなぁとしみじみ感じた

 

 

明日はいよいよ合コン当日

果たして俺はチャンミンを守り抜けるのか・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※画像お借りしました※

 

 

 

 

 

 

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