僕は白い季節にキミと出会った。
だけどキミは泣いていた。僕は心配になって、キミに声をかけたんだ。
キミは僕を見ると涙を拭いて笑顔で僕を見た。
キミは付き合ってた彼氏と別れてしまったことを言っていた。
僕はその彼氏にお礼を言いたかった。・・・
キミには悪いかもしれないけど、その彼氏が別れを告げなかったら
きっと僕とキミは出会わなかっただろう。
僕とキミはそれからどこかへ出かけたりメールしたりしていた。
僕にはそんなちっぽけなことが宝物のように思えた。
僕はキミのことが出会った時から好きだった。
だからキミに告白しようと思ってたんだ。
だけどね。・・・・・キミは。・・・
僕がキミに告白をしようと決めたときにはもう。遅かった。・・・
キミは交通事故で死んでしまったんだ。・・・
僕は泣いた。・・・たくさん泣いた。・・・
僕がキミに会った時にはキレイな顔して話しかけても一言も
しゃべってはくれなかった。いつものキミならたくさん話かけてくれるのに。・・・
神様がキミを連れて行ってしまった。・・・神様はいじわるだ。
どうしてキミを連れて行ってしまう。・・・どうせならキミじゃなく僕を
連れて行ってくれればいいのに。・・・