映画感想「ビリティス」 | 大TOKYOしみじみ散歩日記

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お独り様となった50路男の、ぶらぶらノンビリンの東京物語

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そして大切な母ちゃんとの想い出も時おり混ぜ合わせて

書き留めてゆきたいなと、思います


『ビリティス』

思春期の少女ビリティスが性的な好奇心を抱きながら、年上の異性や同性と時間を共にして切ない心の成長をしてゆく物語

昨年なくなった写真家のデビッド・ハミルトンが撮ったフランス映画

日本では一般公開されたと思いますが、さすがに私も当時13才
40年の時を経て初めて鑑賞しました

海外では写真家としてのハミルトンも含めて(少女嗜好)で括られており、本作も成人映画扱いのようですが
当時の日本は比較的オープンで、この作品も有楽座(当時の日比谷では一番大きい老舗の劇場)で公開されてます

実はアメブロもヌードにはかなり神経質で、芸術とエロスの接点や狭間を探究する気などないのでしょう
ハミルトンの写真の大半が見られない事になると思います
(「ビリティス」のポスターはもっと綺麗でもっと有名なものもありますが、ヌードの為に選べませんでした)

日本公開から40年
初見して感じたのは
デビッド・ハミルトンはポルノを撮ろうとして「ビリティス」を作ってはいない

美しい画を求めて、カメラを回しているのだという事がヒリヒリするくらい伝わってくるという事です

フランシス・レイのメロディも、その旋律に今は失われつつある奥ゆかしさを感じて
私はこの映画、好きです♪

フランシス・レイのメロディはこちら


(2017.12.23より転載)