こんにちは！
オランダ在住、フリーランス
ビジネスコンサルタントの
田口歩（たぐちあゆみ）です
ブログへのご訪問、
ありがとうございます。
前回までの
『天命覚醒メソッド』関連はこちら。
天命覚醒vol.38: 祝「天職創造を実践している人」インタビューを受けました
『オランダ生活』関連はこちら。
オランダ生活vol.45：新年のご挨拶＆2020年の振り返り
【田口歩・人生まとめ記事はこちら】
気づけばまたもや
１ヶ月ぶりの更新です。
本当に毎日がドラマのような
展開でワタワタしていますが、
深く考えさせられる事件？が
ありました。
ドラマが長いので、
読みたくない人はスルーして下さい。
先週、3月9日。
オランダで初めて歯医者さんに
通った帰り道。
家の前の道路にポツンと黒い物が。
見ると、パンパンなお財布でした！
あらま、大変！！
「これは交番に届ければいいの
かしら？」と思い、
オランダ人友人に連絡をすると
「そうそう、警察署だよ」と。
ということで、初めての通院の後、
初めての警察署です。ドキドキ。
オランダには「交番」的なものが
カジュアルにないので、Google
マップで、えっちらおっちら探して
いざ出陣。
小雨降る中、自転車で11分のはずが、
地図が読めないし、途中で携帯電源が
落ちて結局25分位かかってしまい。苦笑。
ガラス張り住宅が多いオランダ
ですが、警察署もガラス張りなの
ですね。透明性が高いです。
あらま、可愛いパトカー♡
うっかり撮影大会になりそう
でしたが、早く届けなきゃ！
と思って、受付でベルを鳴らすと
婦警さんが出てこられ。
「家の前で財布を拾いまして」
というと「あらまぁ！」と中身を
チェックされ。
IDカード、免許証、保険証、
銀行カード（沢山）そして現金も
幾らか入っていた模様。
そして笑ってしまったのが
「お名前と電話番号書いてくれる？
お礼の電話があるかもしれないから」
と渡されたのが
大きいポストイット！
日本だと拾得者が判明しなかった
時に、その物自体や報奨金を
貰えることが権利として
確立していて。
「拾得物件預り書」みたいな
書類を書かされますよね。
でもヨーロッパはそんな権利が
わざわざ確立されておらず。
だからのポストイット、
そんなわざわざ書類なんて
ないわけです。
ベルギー人ルームメイトや
オランダ人友人に聞くと、
警察に届けてもいいけれど。
普通、道端でお財布を拾ったら
お財布の現金を抜いて、
お財布ごと捨てる
のが通常だそう。
うひゃー！
そんな発想なかったな。
っていうか、お財布落としたら、
本当に困るじゃん。
可哀想じゃないの！
でも、こちらはあくまで
落とした本人が悪いので
あって、その落とされた
物を拾った人が
どうしようが勝手
という考え方。
アメリカに一時期勉強していた時
には、こういう経験がなかったから
気づかなかったのですが。
えーん。怖いよー。
エライとこ来ちまった！と思った
のでした。
なぜなら、私は日本で行き
つけの飲み屋さんのトイレに
ホイホイお財布を置き忘れては
田口さ〜ん！お財布
忘れてますよ〜！
とお店の方や常連の方に注意され
救われた経験が、2回も。。
こういう動画があるように、
お財布を落としても戻ってくる
国で育った身としては、
お財布を捨てるなんて怖い怖い。
Wallet Drop Social Experiment In Japan
というか、
既に困っている人を
より困る状態に陥れるって、
傷口に塩じゃない？って
思うのだけれども。
「落とす方が悪い」なんですね。
ウヒョー厳しい。。
そんな訳で無事届けてホッと。
婦警さんから
Thank you!!
と言われて「サンキューの日
（3月9日）だもんね」と、
どうでもいい駄洒落を思いながら、
コーヒーを飲んでいたら、
携帯電話がなり。
「さっき、警察署から電話があって、
君がお財布を拾ってくれたん
だって？ありがとう！いやぁ
落としたことにも、
気づいてなかった
んだよ〜」
とおじさんから（笑）
ちょっと！！！
こっちは今頃「お財布なーい！」
って発狂してるんじゃないかと
思って、小雨降る中、迷いながら
警察署まで届けたってのに。
まぁ呑気でよかったよと思い
お話をしていたら。
よかったらお花でも
届けたいんだけれど？
と。
お花の国、オランダ。
あら嬉しい！と思い、
じゃあお願いしまーすと言って
住所をお伝えして。
来てくれた時にズームMTG中で
ルームメイトが受け取ってくれたの
ですが。
ジャーン。お花♪
そしてここからがビビるのですが。
生々しすぎて映さなかったものの
カードの中に現金まで入れて
頂いていて。
ちょっと貰いすぎかも・・・と
思ってしまったのです。
でも、その後の落とし主との
やり取りで、その理由がわかった
のでした。
私に深く刺さったのが、落とし主が
社会福祉や借金返済支援
をする、公的なお仕事をされていて。
彼がいつも支援されている方は
お金に困っている方で。
そんな場では、
借金が踏み倒されたり、
お金が盗まれたりといった、
お金にまつわる悲しい
トラブル
が多いとのこと。
そんな毎日の中で、
ご自身のお財布が落としても
何も取られずにヒョコンと戻った
ことは、彼にとっては奇跡的なこと
だったようです。
「そうだったのかぁ・・・」と
改めて感じ。
そして、私も偶然仕事を自分で
作り出せているものの、
このコロナ禍。
外国人で、家族もおらず、
企業にも所属しておらず。
つまり「保険」的なものが
全くない中での暮らしでは
お金のトラブルに巻き込まれて
いても、不思議ではない訳で。
そんな時に、私がいつも幸せで
いられるのは、今は一時閉鎖中
だけれど、所属するシェアオフィス
Treehouse Tribe とそのメンバーに
支えられているからなんだなぁと。
なもんで、メンバー専用の
グループチャットに投稿しました。
"私もお金のトラブルに巻き
込まれていたら、お財布を警察に
届ける余裕もなかったかもしれない。
別に仕事が安定している訳でもない
にも関わらず。
私は、いつもみんなへの感謝と共に
すごい幸せなのです。
外国で、心温まるコミュニティに
所属できるというのは、いつも
励まされるし、安心できるし、
そうやって平穏でいられるから、
正しく判断が出来て、色んな
トラブルを防げていると思う。
落とし主と話していたら、
私ってなんて幸せなんだろうと
改めて思って、皆に感謝したく
なっちゃったんだよね。
昨日は東日本大震災の
10年目だったんだけれど、
亡くなった友人のご家族も
含めて、亡くなった方を思うと
いつも皆が私のことを助けてくれて
いるように、私も出来るだけ他者を
助けられたらいいなって
思うんだよね。
皆、いつもありがとう"
そしたら、それにも応えてくれる
メンバーがいて。
こちらでは
"Gain good Karma"
って言われることが多いです。
つまり
"良いことをしたら、
良いことが返ってくるよ"
という内容です。
でも、私は良いカルマを
ポイントカードのポイントを
集めるように集めたい
訳ではなくって。
単に、今のご時世で、
困っている人をより
困らせたくない。
だって私が外国暮らしで
しょっちゅう困って
いるんだもん
と言うのが結論で。
外国人移民として、
オランダ語もわからないし、
電話もかけられないし、
今、救急車も大して的確には
呼べない訳なんです。
こんな大人なのに。
オランダでは、人を満足に救う
ことも出来ない私が、子供でも
できる「お財布を警察に届ける」
という行為でそんなに喜んで
貰えたのは、素直に嬉しい。
そしてこれが、毎日、お金や健康に
困って苦しい状態だったら、
人を助ける余裕も生まれなかった
だろうと。
そしてそれは、ごく普通のことだと。
それ位、人間はもろい生き物でもあり。
心に平穏と余裕がある
って、本当に大切だなぁ
と思ったのでした。
それは、毎日の瞑想やら
セルフマネジメントだけでなく。
私の周りで、いつも良いパワーと
知恵を送ってくれる
シェアオフィスのメンバーや
友人達のお陰だなぁと改めて。
落とし主の方からのびっくりする
お礼で。
私も自分の生活の中の一番大切な
ものに気づくことができました。
何より嬉しいのは、
オランダのお花って日持ちする
ので、ダイニングに飾ることで
いつも思い出すことができ。
枯れても覚えていられますように（笑）
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田口歩（たぐちあゆみ）ってどんな人？
幼少期に毒親と化してしまった両親の
下、「機能不全家庭」で育つも、
多くの方々のサポートと、天命的な
Callingに導かれながら、自分の
人生を創作中。
途中からオランダ移住など、
あれこれ動き回っております。
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