きょう菜園を耕して帰ってきて夕方、
シャワー浴びたボサボサ頭でアスパラを炒めていたら、
ピンポ~ンが鳴った。
隣人の女性が、手乗りサイズの小さなミニホウキとチリトリを手にしていたので、わたしはすぐ何の用事だかわかった。
「すみません~~、水槽からサカナが流れて~。とっていただけませんか?」
というのだった。
「はい!」
魚命救助なのである。
急を要するのでチリトリとホウキを受け取り、すぐベランダへ向かった。
ベランダの隣人とうちの境目の板がある、あのちょうど真ん中に排水口があり、
そのあたりが水びたしになっていた。
水槽を洗うか何かしていたらしい。
実はこの事件は2回目で、前にも小さなグッピーみたいなのが溢れたから助けてくれませんかと言われ、ベランダのコンクリートの上にピクピクしているのを救助したことがある。
隣人側のベランダの端は、室外機に占領されているため、その境目である排水口近くに最も近づけるのは、お隣さんよりわたし側からのアプローチなのであった。

ところが、きょうは、目を凝らして探しても、それらしい生き物の姿が見当たらない。
ベランダ越しにお隣さんとなんだかんだ言いながら、
動く物体が見つからないので、まことに残念ながら仕方なくホウキとチリトリを返した。
排水口から下水へ流れてしまったのだろうか。
だけど、わざわざ私のところへ言いに来たということは彼女がかわいがっているグッピーなのだろうなぁ。
お役に立てずに申し訳ないなぁとか考えながら、しつこくそのベランダの境目あたりを見ていた。
すると、ピク。
ピク。
動くグッピーぐらいの生き物がいたのである!
動いている!
わたしは大慌てで、キッチンで小さな小鉢に水を入れ、ベランダへ戻り、
菜園用のシャベルを持って、ピクピクグッピーを傷つけないようにそおおお~~っとすくい、小鉢の水に放った。
泳ぎだした!
無事だったのだ~~\(^o^)/
すぐまたベランダ越しにお隣さんへ無事返還できました。
あああ~~よかった~~。
ほんと救えてよかった~~。
ま、
それだけの話ですが~~
お隣さんは毎日たまにしかすれ違わないけれど、キャリアウーマンぽい感じの女性だったので、
ああこのひとは、グッピー女子なんだなと野菜女子は思いました。
やっぱ何かしら命を育てることは、都会で働く人の心の安らぎになるんだろう~~

以上!
小さいけれどささやかな幸せの話でした~~。

ベジアナ