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この味を求めて・・・小さな頃からの憧れのものでした。
アルプスの少女ハイジ、母はハイジの様な子に育ってねと見せていたようですが、
小さな私はハイジにはまったく興味がなく、
食べ物のシーンに釘付けでした。

スライスしたパンに暖炉であぶってとろりとしたチーズをのせたもの、
ハイジがペーターのおばあさんに食べさせたいと
クララの家から運んできた白パン。

ものまねするような子ではなかったのですが、
おばあさんが白パンを食べた時の幸せな表情とセリフに感動して
何度も白パンを食べるおばあさんになりきって
家族におばあさんのものまねを披露していた記憶があります。
親もなぜ・・おばあさんの真似をガーンと不思議に思っていたでしょう。

子供心に、この真似をするときに食べるパンは
スーパーに売っているものじゃだめと思い、
おばあさんの真似がしたくなると
近所のドイツパン屋さんへ連れて行ってもらっていました。


おばあさんの真似をしながら食べたドイツパンはとっても美味しかったな。
(スイスパン屋は家のそばになかったので)

そんなハイジの国へ少しだけ行けた私。
憧れのラクレットチーズを手に入れました。
チューリッヒの空港、出国したところに
ショッピングセンターがあって、
そこにミグロと言うスーパーが。

日本でも何度も買おうと思っていたのですが、
どうせ食べるならスイスで買ったものをと思っていたので
探してみました。

チーズ、いろいろあってなかなか探せず。
うーーむと思ってチーズを買いにきていたおじさんに
深く考えもせずに聞いたらイスラム系の方で
そんなにラクレットチーズを食べてないようで・・・
一生懸命探してくれたものの見つけれらず。
「店員さんに聞いてみよう」と言うことに。

見逃していただけでとってもわかりやすい場所にならんでいました。
大きなかたまりで900円くらい。

トラディッショナルタイプだけじゃなく、
いろいろなバリエーションのものも売られていました。

しばらく日本食だけでいいかな・・・と思っていたけれど、
そんなのんきなことを言っていたら
このチーズが食べられなくなってしまうと言うことで、
今日早速作ってみました。

茹でたジャガイモにラクレットをのせてオーブンで焼くだけ。

これだけきれいに溶けてくれるチーズははじめてです!

味はやわらかく溶け具合は最高で
味付けをなにもしなくても、
とても美味しくいただけました。

こんな簡単でこれほど美味しいものが作れるなんて。
最高です!

明日は白いご飯に辛子明太子にしようと思っていたけれど、
うーーむ、パンにラクレットでもいいな~と思うほど。

もっとゆっくりラクレットを味わいたいのですが、
実は明後日・・・いやもう4日だから明日には
再び出国するのです。

本物を食べたから、もう解禁して
日本でも美味しいラクレットチーズ探してみよー。