クルーズ船出港、募る不安 船内男性「情報も薬もない」
朝日新聞社 2020/02/08 12:48
抜粋
横浜港に停泊を続けていた大型クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号は8日午前、大黒ふ頭を離れ、外海へ向かった。
「今から出港します。伊豆半島方面に出ます」
生活に必要な水を処理するために外海に出て、9日朝に再び横浜港に戻るという説明だった。
男性は妻とバルコニー付きの部屋で過ごしながら、スマートフォンでネットニュースなどをチェック。9日になって感染者が新たに3人確認されたことを知った。ただ、船内ではその説明がないまま、横浜港を離れた。大きく揺れることもなく、静かに出港したという。
男性が心配するのは持病の薬がなくなったことだ。
高血圧や糖尿病の症状が出るのを抑える薬を20年ほど服用してきたが、薬がなくなって3日が経った。5日夜に必要な薬を船のスタッフに伝えているが、回答はない。部屋から出られないため、船内電話で問い合わせたが、「入手予定については答えられない」と言われるばかり。電話をかけてもスタッフが出ないことも何度もあった。男性は「外海に出れば、薬が手に入るのはまた先延ばしになる」と心配する。
ここに登場する男性の事情は
生命も脅かしかねない
肺炎罹患以上の問題を含んでいる
しかし、考慮されず、放置
”大事になっていく進行、これが目的なのでは”
が現実味を帯びてくる?
安倍政権は、些細な利害を優先する
国民を守らない