センターの重圧を乗り越えて | ジェイブログ AKBG & 坂道シリーズのファンサイト

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他のブログとは違う視点で考察していくのでよろしく。


今回のじゃんけん大会での選抜発表で
メンバーの表情を色々と観察することができた。


それこそ喜びを爆発させる子や
感動で号泣する子など様々な反応があった。


そんな中でセンターに抜擢された咲良が
発表された瞬間の表情が印象的だった。


今何が起こっているかわからない狼狽と
ある種のセンターへの恐怖を感じたからだ。


それを象徴するシーンがあった。


彼女が名前を呼ばれステージ中央に歩を進める時に
同じくセンターに抜擢された麻友が駆け寄った。


その瞬間彼女は必死に首を横に振り無理ですと
口の動きが見えたのだが気のせいだろうか?


恐らくそれは咲良の偽らざる心境だっただろう。


選抜の一員を通り越して表題曲の象徴になる
センターに大抜擢されるという異例の事態。。。


周りの祝福する笑顔と咲良の悲壮感にも似た
表情が見事にコントラストを成していた。


それは彼女に潜在的に植えつけられている
センターへの重圧と恐怖だったのではないか?


それぐらいセンターになるというのは
途方もない重圧を本人に与えるのだろう。


かつての前田敦子も常にセンターとして
孤高に前線に立ち続けててきた。


その悲壮感はある種畏怖にも似た感情を
多くのファンに与えた事は事実だろう。


それぐらいセンターに立つという事は
あらゆる人間の負の感情に直面する。


なぜ彼女なの?


もっと相応しいメンバーが他にいるでしょ?


こんな多くの名もなきファンの沈黙した
圧力がそのメンバーに襲いかかるわけだ。


そんな中でグループの先頭に立ち
センターに立ち続ける覚悟を持てるか?


麻友はようやくその心境に到達して
AKBGを守ると宣言するまでになったわけだ。


そして歴代にセンターを務めたメンバーも
同じように苦悩と重圧と戦ってきた。


今回印象的だったのは狼狽してたじろぐ咲良に
麻友を初めメンバーが寄り添っていたシーン。


麻友、島崎、珠理奈、山本。。。


センターに立った者しかわからない
孤独を経験してきたメンバー達でもある。


その彼女達がこれから多くの重圧と戦う
咲良を守るかのように包み込んでいた。


これには私も思わず胸が熱くなった。


彼女達にしかわからない苦悩。。。


センターになったことがない人間からの羨望とは
裏腹な孤高で恐怖を内在した場所。。。


私が無名の新人をセンターに抜擢してはいけないと
言っているいるのはそういう危険な場所だから。


そんな場所に経験も実績もないメンバーを
放り込んで潰れてしまうのはあってはならない。


だからこそ今回抜擢された咲良には
もちろん相当の覚悟で挑むことが求められるだろう。


多くのファンから期待される事を誇りに
是非奢らず謙虚にアイドル道を邁進して欲しい。


今回はセンターの意味を今一度考える契機になった。


さあ今度のシングルでどんな姿を見せてくれるか?


今はただ楽しみに待ちたいと思う。


それでは、また。


以上