前回、私が結核になり太ってしまった話を書きました。
その後、太ったまま大人になり、ますます暗い性格になりました。
太っているから食べ物を憎んでるのに、時々ドカ食いしてしまう。いわゆる過食症になりました。
13歳から64kgで良くも悪くも安定していた体重は、20代で74kgまで行きました。
ある時、たくさん食べた後に吐くことを覚えました。冷蔵庫の中のものを夜中じゅう食べて明け方に吐く。
これを毎日繰り返していました。
当時は実家住まいだったのですが、両親にもそのうちバレて心配をかけましたね…。
過食症や過食嘔吐は心の問題や親との関係があります。とてもここには書ききれない根深い問題を抱えていました。
過食嘔吐が治るまで数年かかりました。
解消したきっかけのひとつはフォルスという断食ペンションに行ったことです。
雑誌ananにそのペンションの広告が載っていて「摂食障害」と書いてあったと記憶しています。
そのペンションのオーナーは鍼灸師の方で今は伊豆に移り、やすらぎの里という宿を経営されています。
何回か利用させていただき、オーナーの大沢先生にはたくさん相談に乗っていただきました。
私が鍼灸師になろうと思ったきっかけがこの鍼灸師の先生なのです。
ある時に泣きながら家に居たくないと相談すると、空き物件を持っている知り合いがいるけど…とその方を紹介していただきその部屋に住めることになりました。
今思い返すと不思議な縁です。
物件を持っていた方はクリニックを経営している医師で、そこで受付として働くことになりました。近藤高志先生という方で、近藤誠先生のいとこにあたる方です。
ここでもたくさんの学びがありました。
物件の場所は東京の高円寺で、クリニックは一駅隣の中野駅の駅前でした。
普通の内科なのですが、近藤先生は心理療法に関心があり患者様を対象にグループでの心理療法をされていました。
他にもひろい治療室があり、大沢先生はじめ数人の鍼灸師の先生がこの治療室に曜日替わりでいらして、希望する患者様が整体を受けられるようになっていました。
この頃は精神的に元気になっていましたが、食べる事はまだ難しかったです。
極端に食べなかったり、時々吐いたりしていました。
摂食障害は心の問題なのですぐには治りません。
女性が太ると心を病みます。
本当に心から女性は太り過ぎない方がいい、
そう思います。
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