2013年1月21日
東ジャワ州パスルアン県にあるシドアルジョ水産専門学校(APS)の養殖試験場。
ここでは、養殖池にマングローブを植えて、
自然の力だけでエビや魚を育てるシルボフィッシャリーを行っている。
シドアルジョ水産専門学校とワイエルインベストの共同事業だ。
2009年に共同事業を開始し、現在も継続している。
今日の視察には、国際マングローブ生態系協会(ISME)の馬場先生と佐藤さんも来て下さった。

左から
1番目:阿久根(ワイエルインベスト)
2番目:イスマイルさん(住民グループのリーダー)
3番目:バンバン先生(シドアルジョ水産専門学校)
4番目:馬場繁幸先生(国際マングローブ生態系協会)
5番目:清水(ワイエルインベスト)
6番目:ジャイナルさん(シドアルジョ水産専門学校養殖試験場スタッフ)
中央下:佐藤さん(国際マングローブ生態系協会)
下は24番の養殖池の様子。


2009年に11月に植林し、現在3年と2ヵ月目。
早くも4m以上の大きさに!
順調に成長している。
この24番の池では、マングローブも十分大きくなってきたので、
エビの養殖試験を実施中。
池の中に網を張り、稚エビを放流している。
網を張っているの理由は、収穫時に正確にエビの数を集計する為。
学校の養殖試験場であるため、データの収集・集積は重要だ。

下の写真は、17番の養殖池。
2009年の12月に植林した。
現在、3年1ヵ月目だ。
この池には、ヒルギダマシという種類のマングローブを植林している。
マングローブの樹種によって、エビや魚の養殖にどんな差がでるのか比較する為。

ヒルギダマシの方がやや成長が早く、5m以上の大きさになっている。
下の写真は、池と池の間のあぜ道の様子。

こちらもどんどん大きくなっている。
下の写真は、10番の養殖池の様子。
こちらは、2010年に植林した。
現在、2年・・・

写真の右奥に見える少し大きいマングローブは、2009年12月に植林した11番の池の様子。

中央に映っている10番の池、奥に映っている11番の池で、1年生分の差がある。
見比べれば、一年間分の成長が見て取れて楽しい。
このAPSの試験場は、マングローブの成長が大変よく、今後の成長もとても楽しみだ。
Ayo Menanam Bakau!!
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