これは、A2エリアの様子である。
こちらも2008年9月にオオバヒルギを植林し、植林後3年7ヵ月がたっている。
このA2エリアは以前からフジツボの被害が大きく、
マングローブの数が時間と共に少しずつ減ってきてしまった。
残存しているマングローブもかなりまばらで、各個体の成長もA3、A5エリアに比較し、かなり遅い。
ここは、波打ち際である事から波の影響を受けやすく、フジツボの被害も出やすい位置だ。
今後のこのエリアでの補植の際には、干潟中心部を先に植林し、
その後、徐々に徐々に波打ち際に向けて植林を進めていく方法がいいと思う。
このA4エリアのオオバヒルギは、2007年8月に植林した。
現在、植林後4年8月になる。
背丈は200cm以上で、そこからは背丈の伸びは止まっているようだ。
通常、背丈の伸びと、枝葉や支柱根の増加などの横太りの成長は交互にある。
しかし、このオオバヒルギは支柱根や枝葉の数はやや増えているものの
大きく横に枝を伸ばしたり、幹自体の太りもあまり見られない。
多分、植林の間隔が密集しすぎて、あまり横に太れないのだろう・・・
他のエリアと比べて、今後も成長はゆっくり進むと思う。
マングローブは密集して植えていると、仲間がいるためか、初期段階の成長は早い。
波やフジツボの影響も軽減されるからだろう。
しかし、ある程度成長すると、間隔が狭いことから成長がゆっくりになる。
面白いものだなぁ・・・
次は、干潟Bへ移動し、B1エリアを視察。
このB1エリアのフタバナヒルギは、一番最初に植林した分で これも4年8ヵ月になる。
このヒタバナヒルギは驚異的に成長が良い。
他のところがフタバナヒルギが活着できず、オオバヒルギへ樹種を変更する中、
ここのフタバナヒルギだけがすくすくと育ってきた。
確かに、このB1は他より少し地盤高が高い。
しかし、それもほんのちょっとの差だ。
このほんのちょっとの差が、活着率を大きく作用する。
本当に自然とは難しいものだ。
支柱根も隙間なくはり、中に入る事が出来ないくらいに生い茂っている。
既に森と呼べるほどの成長ぶりだ。
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