トモヨン島 3年と8ヵ月(1)のつづき
続いて、A7を視察。
2009年12月から2010年1月にかけて植林している オオバヒルギ5,250本は、
植林後、1年3~4ヶ月である。こちらも活着率は、50%程度である。
↑A7の様子。(西側より撮影)
↑A7の様子(北側より撮影)
A1エリアでは、個体が順調に成長している。支柱根が増え、背丈も伸びてきている。
↑A1の様子。
A3エリアでも、個体の背丈がまた伸びている。
↑A3の様子。
↑A3の様子
↑A3の様子
背丈が高い個体では、200センチ以上のものもある。全体的には160センチ前後の個体が多い。
↑A3の様子。
A3エリアでは、オオバヒルギの個体の成長に関しては問題ないが、
今回、倒れている個体が多く見受けられた。
倒れている個体の多くが支柱根を持った個体である。
支柱根を持っているにもかかわらず倒れているのは、土壌が柔らかすぎるせいであろう。
このように支柱根を持った個体に関しても、まだ予断を許さない。
倒れていた個体を1本ずつ立て直してみたが、
その際に周りから土で固めるだけでは地面が柔らかすぎるため不十分である。
地面に個体を差し込むように埋め込むと、地中根や支柱根が傷つく。
そのため、その個体が活着できる可能性は低いと思われる。
トモヨン島の村長とその事に関して話したが、
やはり一度倒れた個体を立て直しても再び活着できる可能性は低いと思うと話していた。
干潟に自然に活着したアビセニアを発見した。
アビセニアは上下がこの写真のように地面につかなければ、発芽出来ない。
トモヨン島で、このように自然に活着している様子を見るのは初めてである。
干潟Bでは、初期に植えたフタバナヒルギが順調に成長している。
↑干潟Bの様子。
今回干潟Bの北側の干潟の淵に沿って、漁業用の網が張られており、
住民によって魚介類の採集が行われていた。
マングローブが育ってきた事によってこの干潟Bでも漁をされるようになったのかもしれない。
↑干潟Bの北側の様子。
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