今回の視察で、ラメイ岬の干潟の地表の状態が大きく分けて3種類あることに気付いた。
①写真でも確認できるように海草が多く生息しているエリア、
②海草がほとんどなく土壌が更に柔らかいエリア、
③海草が全く生えておらず砂が堆積したエリアだ。①②エリアは土壌の状態はほとんど一緒であるようだ。
①は海草が多い分、地中に海草の根が張りネットの役割をしていることから、歩いた際に②よりも足が地面に沈みにくい。
③エリアでは地表に白っぽい砂が堆積し、海草は全くなく地面が固めであるため、歩いても全く足が地面に埋まることはない。
また、泥が地表に露呈していない為、このエリアに植林したマングローブの葉や幹に、汚れの付着が全くなくキレイだ。
しかし、③エリアでは水の色がおかしい。
透明の薄いタール色だ(下部写真参照)。
写真では確認が難しいが、白っぽく写っている部分が砂の本来の色。
茶色に見える部分は、透明の薄いタール色をした水がたまっているため、このような色に見えている。
この水の色は何が原因でおきているのかはわからないが、今後注意して見ておきたい。
以前は③の様な地表のエリアは見かける事がなかった。
この様な砂の堆積は最近になって起き始めているのか、
この日偶然におきていたのかは、分からない。
今回、2010年7月に植林した20,000本のオオバヒルギの一部の様子も観察できた。
下の写真は、干潟を北側から南側にかけて10,000本植林した部分を順番に撮影している。
このエリアはダップル・アナムの村長ハサンさんが責任をもって植林している部分だ。
Ayo menanam bakau!!