2010年10月10日 日曜日
天気は晴れ後曇り
PM 4:00 Dapur Tiga村から舟で出発した。
PM 4:00 Dapur Tiga村から舟で出発した。
現場G2、G1、Hの順で、試験植林エリアを視察した。
現場G2
PM4:18 潮の都合で時間があまりなかったため本日は上陸はせず、舟の上から視察。
見ために、葉っぱのサイズはそれほど小さくないようだ。
しかし、葉が2枚のものばかりだ。
この現場G2は2008年11月に植林し、現在1年11ヵ月。
現場G1
PM 4:34 上陸。
G1エリアでは、2008年4~9月にかけて、フタバナヒルギを植林した。
しかし活着率が悪く、その後2009年7月にオオバヒルギを補植した。
オオバヒルギは、現在1年3ヵ月である。
節数は、第10~11節出ており、1年3ヵ月としては、順調に成長している。
通常、1年間に第8~10節ほど出すと言われている。
そのため、このオオバヒルギの第10~11節という数字は、順調であると言ってもいい。
葉っぱも大きく、枚数も多い。
葉っぱや幹に泥などの汚れの付着がほとんどない。
このまま成長してくれれば、オオバヒルギが適応して成長していけると思う。
他にも同時期にオオバヒルギの補植を行ったエリアはあるものの、
このG1が最も成長がいいようだ。
成長がいいのはG1は他い比べると、地盤高が高いからではないだろうか。
地盤高が高くなれば、浸水時間がその分短くなる。
浸水時間が短くなれば、呼吸や光合成が出来る時間が他のより長くなるため、成長がよくなるのだ。
G1から東に進むに従って、残存率・活着率共に低くなっているようだ。
G1から東に進んで行くと、どんどん地盤高が低くなっているからだろう。
下の写真は、G1より東側の様子。
以前植林したフタバナヒルギがポツポツと残っている程度である。
下の地図は、現場Gの西側の拡大図。
下の写真は、現場Gのスポット1の様子。おそらく約200本程度植えているようだ。
葉っぱが極めて小さいマングローブが多い。
先ほどの、G1エリアと比べても、葉っぱの数が少ない。
2009年12月にスポット植林を行い、現在、植林後9ヵ月。
200本程度植林されたと思うが、活着本数は、50本程度(活着率約25%)。
この干潟全体を見ていて思うのが、枯れてしまったマングローブの個体が全く残ってない。
普通なら、枯れたものがそのままの状態で残っていることが多い。
しかし、この干潟にはまったくない。
考えられる理由は2つ。
波の影響か土壌の影響か。
ここの土壌は、腐葉土が多く微生物などの多く含まれていると思う。
そのため活着できなかったマングローブは、微生物によって分解されてしまっているのだろう。
あるいは、波によって流されてしまったのかもしれない。
ここは流木も多い。
上の写真にも写っているが、大きいな木の枝や幹が干潟中に散在している。
この流木が波によって流され、マングローブの個体をなぎ倒している可能性もある。
Ayo menanam bakau!!