2010年10月9日 土曜日
天候は曇り
PM 4:00 Dapur Enam村から舟で出発して、ダップル・アナムの植林現場の視察に訪れた。
PM 4:00 Dapur Enam村から舟で出発して、ダップル・アナムの植林現場の視察に訪れた。
現場D、C、Bの順番で、試験植林エリアを見て回った。
2010年1~2月、5月にスポット的な試験植林を行っており、その部分の様子を見て回った。
現場D
2010年1~2月に100本ずつのスポットを設置して行った試験植林を舟の上から観察した。
潮と時間の関係で上陸はしなかったので、正確な本数は数えきれなかったが、活着率は50%程度。
残存率は確認できない。
写真で確認できる分では、葉っぱの数は2~8枚くらい。節数までは見えなかったので確認できなかった。
現場C;ツアー植林地
PM 4:07 現場C干潟に北側から上陸した。
下は現場Cの拡大地図。
図の上方が南、図の下方が北となっている。
2010年1~2月の1、3、6にスポットを設置した試験植林を行っており、現在、植林後8~9ヵ月になる。
また、2010年5月に2、4、5のスポットの試験植林をしていて、現在、5ヵ月。
現場C スポット1
2010年1~2月にオオバヒルギ100本植林。
現在植林後8~9ヵ月である。
残存本数91本(残存率91%)、活着は34本(活着率34%)。
節数は、第7~8節、葉っぱは、2~6枚である。
フジツボの付着が激しくて、ほとんど全てのマングローブに付着している。
上の写真の赤丸で示した部分の様にフジツボの重みに耐えられず、マングローブが曲げられて傾いている。
下一枚目の写真は、フジツボが付着している様子。
下二枚目の写真は、一枚目の写真の拡大図。
隙間なくびっしりとフジツボが付着している。
これでは錘をかぶっているようだ。
スポット1は他のスポットに比較し、最も海に近い位置にあるため地盤高も低くて、浸水時間も長くなる。
そのためフジツボの付着が一番激しくなっている。
これが一番の問題だ・・・・。
フジツボがこんなにびっしりくっついていると重さによって幹が曲げられるだけじゃなく、
呼吸や光合成までも妨げられてしまう。
現場C スポット2
2010年5月にオオバヒルギ100本を植林していて、現在、植林後5ヵ月。
残存本数は70本(残存率70%)、活着本数46本(活着率46%)。
節数は、第3~4節、葉っぱの数は2~4枚である。
下の写真をみてもわかるようにスポット1に比較すると、フジツボの付着が少ない。
現場C スポット3
2010年1~2月にオオバヒルギ100本を植林し、現在植林後8~9ヵ月。
残存本数は88本(残存率88%)、活着本数50本(活着率50%)。
節数は第9~10節となっており、葉っぱは2~6枚である。
このスポット3では、フジツボの付着がほとんどない。
活着率も50%と半数をキープしている。
Ayo menanam bakau!!