10番の養殖池
10番の養殖池は今年度に植林する計画だ。
今の段階ではまだ土地整備にかかっていない。
18番左の荒地
現在、雑草の下刈りをしているところだ。
下刈り完了後に植林する種子もすでに用意が整っている。
下2枚の写真は下刈りの様子。
作業を行っている彼らは、この実習地周辺に住む周辺住民だ。
このように、周辺住民も一緒になって、作業を行っている。
マングローブとエビの共存プロジェクトは、
今は私たち三者で試験的に研究しているプロジェクトであるが、
最終的には、この地域全体に広めていきたいと考えている。
マングローブという自然は、私たちが生きていく為にはなくてはならないもの。
実際、この周辺地は以前は自然のマングローブの森が広がっていた土地をエビ養殖場を開拓するために、
マングローブを伐採し開けた土地である。
しかし、マングローブが無くなってしまったことで、水質や土壌を浄化してくれる自然がなくなり、
開拓したエビ養殖場自体もダメになってしまっている。
しかし、ここに住む人たちにとっては、エビ養殖が生活の糧である。
それが収入の方法である。
そんな人たちに、エビ養殖場をやめて、マングローブを育てることを進めても、
彼らは受け入れられない。
そのために、マングローブとエビの共存が、最も必要だと考えているのだ。
この方法を理解してもらう為に、周辺住民もこのプロジェクトの作業を行ってもらっているのだ。
11番の養殖池
11番の池に植林されたオオバヒルギも順調に育っている。
池内に建てられた看板には、2009年12月に植林された個体は2010年9月の段階で活着率98%と表記されている。
6番の養殖池
6番の養殖池では土地整備の最中である。
マングローブを植林するための盛土は完了し、池の周辺の余分な土を土手に上げているところである。
今年度植林する計画の池だ。
写真に写っている彼らも、周辺に住む住民だ。
この様に作業に携わってくれるようになってから、彼らの認識もかわってきたようで、
自分のエビ養殖池にもマングローブを植えているよという声も聞かれる。
シドアルジョ水産専門学校視察 2010年10月4日(4)へつづく
Ayo menanam bakau!!