A3地区干潟の東側の様子だ。
干潟Aの中央にある天然のヒルギダマシの周辺である。
A3地区の西側のオオバヒルギ達と比べると、成長が遅く、背丈・枝葉の数ともに成長が劣る。
A3地区部分は、東に行くほど地盤高が低くなっているため、それが原因なのだろう。
次の写真はA3地区の様子。
2008年9月に植林したオオバヒルギで、現在補植後、1年8ヶ月になる。
順調に成長しているようだ。
オオバヒルギの葉っぱがキレイな緑色をしており、生き生きとしていた。
あいにくの悪天候のため、写真ではオオバヒルギの様子がよく伝えられないのが、残念だ。
写真は、A2地区とA3地区の間の部分の様子。
2009年12月~2010年1月にかけて、オオバヒルギの活着できる境界線を探るために試験植林をおこなった。
しかし、トモヨン島の村長が勘違いして、違う方向に植林してしまった。
A干潟を東西に横断して植林するように指示したつもりが、
村長の勘違いで、南北に縦断して植林してしまった。
下の写真のマングローブは2010年4月に出射さんがバタムに来た際に、200本植林したものだ。
本来なら、この様に、東西に横断する形でオオバヒルギの植林を行う予定だったが、まあ、仕方がないだろう。
本当は、すぐにやり直しをしたかったのだが、
ちょうどその時期に種が取れないということもあって、行うことが出来なかった。
4月に出射さんが来たときにも、まだ種が未熟で、熟した種を集めることはできなかった。
未熟な種も混ざってしまっており、種のキャップがついたまま植林しているものもある。
案の定、キャップの重みによって、種の上部部分が重くなり、
また完全に熟していない種自体が柔らかいこともあり、次の写真の様に曲がってしまっている。
気がついた分は、その場で沖元さんと手分けをしてキャップを外した。
次の写真は、A1地区の様子。
2007年8月に植林したフタバナヒルギが、唯一まだ残っている部分だ。
フタバナヒルギは現在、植林後2年9ヶ月になる。
A1地区では、2008年9月に植林したオオバヒルギも順調に成長している。
現在植林後1年8ヶ月である。
同時期に植林したどの地区よりも成長が早い。
このA1地区とA3地区は小さな川で分かれている。
全く同時期に同様に植林したにもかかわらずA1地区は成長が早い。
その理由は、地盤高と土壌にあると思う。
このA干潟の中で、最も地盤高が高い場所がこのA1地区で、一番土壌が柔らかいのもこのA1地区なのだ。
Ayo menanam bakau!!