下の写真は、現場Gのdスポットの様子。
次の写真は、現場Gのeスポットの様子。
試験植林a、b、c、d、eスポット全体として、
芽が出ているものは、数本程度で大半のオオバヒルギには芽が出ていなかった。
雨が降っており視界が悪く、潮が満ちてきていたため、
試験植林したオオバヒルギの残存本数を数える事は出来なかった。
見た目には、オオバヒルギの植林間隔から推測しておよそ70%ほどが残っているようだ。
しかし、種のまま腐っている個体もあった。
10%くらいだろうか。
まだ試験植林して1ヵ月であるため、今後このオオバヒルギがどの程度活着するか観察を続けていく。
現場G1では、2008年4月~9月にかけて植林したフタバナヒルギが200~300本ほど残存・活着している。
現在、植林後1年6ヵ月~1年11ヵ月になる。
現場G全体に植林したのだが、まとめて残っているのはこのG1部分のみだ。
その他の部分でも、残っているものはあるが、ポツポツとまばらだ。
活着している200~300本のフタバナヒルギは、葉っぱが小さく葉の数の少ない。
そんな中でも20~30本程度は枝を出しているものもある。
その中で、1本だけ、支柱根を出し始めているフタバナヒルギの個体があった。
上の写真はその個体の様子。
その周囲には、2009年7月に200本のオオバヒルギを補植して、現在8ヵ月。
見た目では、50~70%程度活着しているようだ。
下の写真は、そのオオバヒルギの様子だ。
第6節まで出ている。
下の写真は、本植林のフタバナヒルギと補植のオオバヒルギの両方が映っている写真だ。
ダップル・ティガの村長に、この現場G1が他に比較し活着がいい理由として
どんなことが考えられるか尋ねたところ、土壌に問題があると話していた。
この現場G1の部分では、土壌に白っぽい砂が多く混じっており、周囲より固めだ。
見ために色が違う。
土壌がどの様に作用しているのかは分からないが、原因は土壌だと村長は話していた。
また、ダップル・ティガの現場Gの拡大地図に記してある黄色い点線から西側の範囲が、
マングローブ(フタバナヒルギ)の育つ限界ではないかと考えているようだ。
そのため、今回の試験植林では、その点線より、東側、点線の境目、西側にスポットを設けているそうだ。
点線の地点が境界線と考えた理由は、本植林で植林したフタバナヒルギの個体が活着しているか否かである。
その点線までは、ポツポツとであるが、活着した個体が見られるものの、
その点線より東側はまったくないと言ってもいいほどだ。
今後、この試験植林で、どんな結果が出るのか、観察を続けていく。
Ayo menanam bakau!!