下の写真は、試験植林で植林したフタバナヒルギの様子。
2006年9月に植林し、現在植林後3年6ヵ月。
下の写真は、試験植林で植林したオオバヒルギの様子。
2006年9月に植林し、現在植林後3年6ヵ月。
今日は、スカナ島の干潟の中で、折れてマングローブが多くあった。
葉っぱを茂らせている冠部分の下から折れているものが多い。
葉っぱがあることで表面積が大きい冠部分は、波の抵抗を受けやすい。
そのため、揺すぶられて、冠部分の下から折れてしまうのだろう。
下の写真は、スカナ島の中心部分の様子。
試験植林で植林した3年6ヶ月になるオオバヒルギの写真。
このように幹も太く年数もたったオオバヒルギも折れていたので驚いた。
支柱根を出し、幹も太くなったオオバヒルギは、
もうこの先、大丈夫だと安心しきっていたが、このように波で折られてしまうこともあるんだな。
立派なオオバヒルギだっただけに、本当に残念だ。
しかし、折れたところより下の部分は元気なので、
今後また芽を吹き返してくれるかもしれないと期待している。
折れていたマングローブの中には、自然に折れたものと人の手によって折られているものがあるようだ。
人の手によって折られてマングローブは、折れた部分がナイフか、なたのようなもので
切られたようなスッパリとした切り口だ。
以前も植林したマングローブが折られている事件があり、
スカナ島植林責任者のアチュンさんが植林したマングローブに危害を加えないよう
勧告する立て看板を設置してくれていた。
またタンジュン・ピアユ・ラウッ村でも、住民に対して呼びかけも行ってくれていた。
あの時は、あれ以来被害は出ていなかった。
「タンジュン・ピアユ・ラウッ村では、住民全員がこのマングローブ植林を理解してくれているから、
タンジュン・ピアユ・ラウッ村の村人ならはこのようなことはしないだろう」
とアチュンさんが言った。
アチュンさんの推測では、おそらく他の村の住民によるものだろうということだ。
この周辺には、バガン村もある。
バガン村へも呼びかけを行う必要がある。
タンジュン・ピアユ・ラウッ村の住民であるアチュンさんからは、バガン村に対して、
そのような呼びかけはできない。
そのため、バガン村村長に直接私たちから話をし、バガン村の住民に呼びかけを行ってもらうことにした。
Ayo menanam bakau!!