トモヨン島のA4地区
A4地区は、一番最初に植林したオオバヒルギが成長している
2007年8月に植林し、現在、植林後2年7ヶ月だ

下の写真は、前回2009年11月に来た時の写真だ
支柱根を出しているオオバヒルギは数本しかなかった

そしてこれが今回の写真
ほとんどのマングローブが支柱根を出している
この4ヶ月間でずいぶん支柱根が出た!

こんなに支柱根を出してはいるが、それでも、A1地区のフタバナヒルギに比べると
このオオバヒルギの群集は支柱根の成長はまだまだだ
その理由もまた、土壌に関係していると思う
このA4地区の土壌にかなり砂が混ざっていて、土壌も硬い
オオバヒルギはしっかりと根を張ってさえいれば、倒れる可能性も低い
土壌の柔らかいA1地区のフタバナヒルギとは条件が違うのだ
このオオバヒルギは体を支えるための支柱根を、急いで出す必要があまりないから
さっきのフタバナヒルギよりも支柱根の成長がゆっくりなんだろう
地中でしっかりと根を張っているから、背丈が190cmにもなれるんだろうな
このオオバヒルギが190cmもの背丈がありながら、波により倒されないのは
土壌が固いからという理由だけじゃないかもしれない
密集した配置にもあるんじゃないかな
オオバヒルギ同士の間隔が極めて狭いために、波の影響を1本1本でなく群集で受け止めている
1本じゃ弱いかもしれないけど、みんなで密集していると、
1本1本の衝撃は緩和されて、波の影響9にも耐えられるんじゃないか
しかし、この様に密集していることはいい事だけではないのも事実である
マングローブがどんどん大きくなっていったときには、
間隔が狭いと、隣り同士がぶつかり合うことになる
そして後々には、この群集のなかで優劣ができ、
限られた本数のみが最終的に大きな木になっていく
トモヨン島のA6地区
A6地区には、2009年12月に試験植林したマングローブがある
現在、植林後3ヶ月弱である。
すでにかわいい葉っぱを出しているものもあり、まだ出ていないものもある
試験植林したマングローブのうちの、40%が葉っぱをつけている
あとの60%のマングローブはこれから芽を出してくるのかな

オオバヒルギだけじゃなく、ヤエヤマヒルギやフタバナヒルギもちらほら混ざっている
今の時期、オオバヒルギの種がとれにくい時期なので、
それを補うために、ヤエヤマヒルギやフタバナヒルギが混ざっているんだろう

トモヨン島のB2地区
B2地区でも、2009年12月に試験植林が行われ、現在3ヶ月弱が経過している
先ほどのA6地区とこのB2地区、C1地区を合わせて、4,500本の試験植林を行った
このB2地区では、先ほどのA6地区よりも成長がよく、ほとんどのマングローブに葉っぱがついている
このB2地区でも、オオバヒルギの中にヤエヤマヒルギやフタバナヒルギが混ざっている


トモヨン島のB1地区
B1地区では、一番最初に植林したフタバナヒルギが順調に成長している。
2007年8月に植林し、現在、植林後2年7ヶ月である。




ここのフタバナヒルギは本当に元気そのものである
どこの植林地よりも、成長が早い!
成長は背丈のみではなく、枝葉や支柱根の成長でわかる
とても立派で、もう少しで森と呼べるようになるかもしれない
これからの成長がますます楽しみだ!!
ワイエルインべストのホームページはこちらから→ http://www.ylinvest.co.jp/
Ayo menanam bakau!!