視察3日目
共栄船渠株式会社がバタムに作っているマングローブの「共栄の森」を視察した。
「共栄の森」は、ダップル・アナムとダップル・ティガの2現場で行っている
250haのマングローブ植林現場である。
お気づきの方もいるかもしれませんが、
通常、このブログの「ダップル・アナム植林日記」で、この現場の状態を報告している。
この日は、潮の都合上、ダップル・ティガの現場視察を行った。
天候が悪く曇っていて、空が暗かった。
最初にマングローブ植林現場の現場G2の上陸した。
雨期に入り、海が荒れてきたこともあってか、
前回の視察の際より葉っぱの数が少し減ったように感じた。
2009年7月に補植したオオバヒルギは、目を出し、葉っぱをつけていた。
続いて、現場G3を視察
この現場G3では、オオバヒルギを一番最初に補植し、前回フジツボの付着が多く懸念していた。
今回も、フジツボの付着が多かったが、前回よりずいぶん背丈が伸びていた。
一番高いものでは、170cm程度のものもあった。
今回、折れているものや枯れてしまっているものも、前回の視察の時より増えていた。
雨期に入り、海が荒れる時期になったので、
これから春になるまでは、マングローブにとって厳しい季節が続くだろう。
大分銀行佐伯支店支店長の首藤哲哉氏は、このマングローブを見て、この様に話してくれた。
今回の視察で、マングローブ植林の大変さ、厳しさがわかった。
やはり自然相手のことは、どうなるか分からないし、計画を立ててその通りに進めることはできない。
自然に逆らうことはできない。
でも、このマングローブを見ていると、本当のマングローブの生命力を感じる。
一度ダメになった苗木が、またこんな風に新たに息を吹き返している。
こんなマングローブの方が、順調に育ってきたものより、粘り強くて、力強さを感じる。
その後、大分銀行佐伯支店支店長の首藤哲哉氏は、
このダップル・ティガ現場G3にオオバヒルギを植林した。
オオバヒルギの種を渡しているのは、
このダップル・ティガの村長でありマングローブ植林現場の責任者であるダルウィス氏だ。
また、このオオバヒルギが大きくなったころに、バタムにマングローブたちの様子を見に来てください!
Ayo menanam bakau!!