2008年5月15日
スカナ島
前回、スカナ島に来た時の育ちの悪いところのマングローブが気になっていた。
今日はいつもと反対側からスカナ島に上陸した。
地面がゴツゴツした育ちの悪かったエリアからだ。
舟を近くにつけて、干潟に向かう。
海水が足首程度の浅いところまで来た時に、海水の熱さに気がついた。
水に浸かっている足が熱いと感じる温度
30℃以上はあるだろう・・・34℃くらいあるのだろうか・・・
干潮時の水位が低くなった時に、日光によって熱せられ、
海水の温度が上昇すると、以前資料で読んだ事がある。
今、その現象が起きているのだろうか・・・
周りからの海水が流れ込んでくる
普通の海水の温度が、ひんやりと冷たく感じる。
先ほどの熱せられた海水が熱かったことを物語っている。
干潟を歩いていくと、凹みのある部分に海水がたまっているエリアがある。
水に入ってみると、やはり海水が熱せられ熱くなっている。
この周辺もマングローブの育ちが悪い
この海水の温度上昇と何か関係があるのだろうか・・・
マングローブに何らかのダメージがあるのでは・・・
スカナ島中心部の一番最初に植林したエリアは、
土壌が砂状になっており、地面の高さも一番高いため、水はけが良い
しかし、そこから周りに広がるにつれて、地面の高さも下がっていき、
ゴツゴツとした土壌が広がっている・・・
スカナ島の外周エリアのマングローブたちには
先月とあまり変化は見られなかった
まだ細く頼りないマングローブは、
風や波によって大きく曲げられてしまっているものもある
つい心の中で、「元気をだせ! 頭を上げるんだ!! 頑張るんだ!!」とつぶやいてしまう
中心エリアのマングローブたちは順調に成長している
何か前回よりもすごくたくましくなったような印象を受けた
前回の若葉色に輝いていた葉は少し色が濃くなったように感じる
だが、それだけではない
マングローブたちをたくましくしているのは、幹の太さだ。
種の部分が茶色で、そこから伸びてきた幹は緑色だった・・
しかし、今は上のほうまで茶色になり幹が太く成長している。
根元を見ると、根は太く地面にしっかりと根を張っている
そして新しい根がその少し上からにょきにょきを突き出してきている。
ちょっとやそっとの波には負けないぞ!とたくましく立っている
Ayo menanam bakau!!