インドネシア語に「musim semi(ムシム スミ)」、春という言葉がある。
インドネシアは、赤道直下の常夏の国であるのに、
春という言葉があることを不思議に思っていた。
「musim」は「季節」という意味だが、「semi」を辞書で調べると「発芽」という意味だった。
「musim semi」は「発芽の季節=春」という意味なのだ。
2008年4月17日 植林してから1年と7ヶ月。
スカナ島にも「musim semi」が訪れた。
小舟でスカナ島に近づくにつれて・・・
奥の緑の手前にうっすらと若葉色の集まりが見える・・・
もしかして・・・!?
そう、少し離れた小舟の上からも、マングローブたちの若葉色の葉の群集がハッキリと見える。
上陸し、その場所に近づいていくと・・・。
新しくつけた若葉色の葉を空高く伸ばしている。
雨季の海が荒れた厳しい季節を乗り越えて、
ついに 穏やかな春が、このスカナ島にもやってきた。
Ayo menanam bakau!!