スカナ島にマングローブの種を植えて、もう1年と3か月。
地面に根を張り、葉をつけ、1年前とは見違えるほどに大きくなった。
中には、1m近くまでも伸びているものもある。

しかし、背丈が伸び、葉の数が多くなることで問題となってくることがある。
海草や藻が絡みつくことだ。
スカナ島の干潟は、満潮時には水深1mにもなる。
そのため、波に流されてきた海草や藻がマングローブの葉に引っかかる。
そして、干潮時には絡まった海草などの重みがマングローブの枝にのしかかる。


今の私たちの作業は、その絡まった海草などをとることだ。
重みで枝が折れたり,倒れたりしないように。
枝や葉が多くなった今のマングローブは、海草が引っ掛かりやすくなっている。
満潮時にも沈まない背丈まで伸びるまでは、海草を取り続けなければならない。
専門家の話だとだいたい3年生までは、この作業が必要だという。
手のかかる地道な作業だ。
しかし、かわいいマングローブのため。
潮の満ち引きは1日2回。
そのたびに、海草は絡みつく。
私たちの気持なんか知るもんかといった様子で。

Ayo menanam bakau!!