マングローブは海水と淡水が交じり合う潮間帯に生息する森林群のことで、
ヤシやシダの仲間も含めると世界中では、約100種類の植物がマングローブと呼ばれています。
河口や海岸に生息しているため 潮が満ちた時には、幹の大半が水に沈み
水に沈まない上部に多く葉をつけます。

マングローブの種は木の枝からぶら下がる形でなっている。

「はじめての植林」の時にも
書きましたが、マングローブの種はひょろ長く、種類によっては約80cmにもなるものも・・・
私たちが植えている種はオオバヒルギ約60cm、フタバナヒルギ約30cm。

種の上部についている花(果実)のように見える部分は枝と種の接続部
種が熟すと簡単に取れるようになる。
その接続部に隠れていた種の部分は、ちょうど甲殻類の足の爪のようにとがっている。
種を植える時には、とがっている方を上にして、種の半分くらいまで土に植える。
これは、自然環境の中で、種が枝から落ちた時に、
土につきささる状態と同じ状況を作り出している。
従来、植林は種を発芽させ、苗木にしてから植えるのが一般的。
マングローブも例外ではなかった。
しかし、私たちはあえて種から植林することにした。
スタンダードからはみ出した方法・・・。
マングローブ植林経験のあるBasriさんは、初め強く反対し、話し合いに話し合いを重ねた。
その結果、半信半疑ながらも納得してくれた。
そこには、天然の木のようにたくましく育って欲しいという、
私たちの強い願いがあったからだ。
マングローブも人間と同じように、幼い頃から厳しい環境に耐え抜いたものが
本当に強くなれると信じているから。
自然環境の中では、海水と淡水の入り混じりによって大きく塩分濃度がかわる。
その塩分濃度の変化こそが、幼いマングローブにとって、一番の試練。
大雨が降れば、塩分濃度が下がり、その逆では塩分濃度が上がる。
潮の満ち引きや天候によっても左右させる塩分濃度・・・
その変化に耐えられるマングローブを育てないとイミがない。
このマングローブたちには、本当に強い木に成長してほしい!!
私たちの強い思いが込められている。
この私たちの選択が間違っていたのか、そうでないのか・・・。
スカナ島のマングローブたちの成長を見てほしい。

Ayo menanam bakau!!