私みたいな奴がひとり居なくても
明日には普通の日常が回ってる
誰かが悲しみ
日付が経ち
その悲しみも薄れ
そのときにはもう
私が存在したよ。って証も燃え尽きて
あれ…誰が死んだんだっけ?
って私のことすら覚えてないだろう
それならそれで構わない
そのくらいの存在だったから。
ふとね…いきなり思っただけ。
最近病棟の自動ドアにぶつかる事が多くなった
反応鈍いドアって思ってたら
他の人が通ると開くのに
私の時だけ開かないの
それで思ったの。
他人とよくぶつかる私
あちらがぶつかってくるのだけども
私の存在感薄いから
ぶつかってきて
自動ドアの反応も鈍いんだなって
何となく納得して
大嫌いな鏡の前に立った
どこか消えてないかって
バカだと思うでしょ?
消えては居なかったけど…
昔から存在感薄かったから
私がいてもいなくても
変わらなかった学校生活
誰も気づかない…
誰も不思議がらない…
だって私達にはあの子が見えない
透明になりたかった
透明人間になりたかった
生きてた。ここに存在してたって。
証も今は薄れてきてる
私は居なかった。
透明人間だった。