養成所や大学、

芝居の現場で、

オレ自身は、

教師や演出家から

もっと、

いろいろアドバイスしてほしいと

思っていたが


オレになど

何の関心もないのだろう、

オレの存在なんてと

卑屈全開であった。


今、指導や

演出する立場になって思うのは、


何でもかんでも

気がついたことを並べたてて

指摘するのは

プロではないと思う。


それぞれの過程を

考えて、

今、言わないで考えさせて

自分で考える力を養う時期だろうとか


舞台なら、

まず優先事項を

兎に角ひとつを

完成させよう

とか考えている


観てはいるし、

気がついている事は、

実は数多ある


言わないでいると

勝手なことをする輩もいて、

びっくりすることもあるが


言葉を選びに選んで

アドバイスしても

きちんと返事が返ってこない若手もおる


一方やたら、

私に何かありませんか?

と聞いてくる学生、


何かって、、、、、。


具体的にここに注意してやったが、

どうかなど、

まず、自分で考えろと思うが、

一応親切に答える。


オレは

卑屈全開

だったので、

自分など質問するにも

及ばないのだと

とにかくいつも自分で考えた。


考えて考えて

自分で見つけてきたことを

今教えている


教わった、

誰かのメソッドを

そのまま語ったり

声に名前をつけたりはしない


ヒクツゼンカイが私には、

自分で考えて発見する力を

与えてくれた。


今の若者たちは、

根拠のない自信に満ちていて、

おじさんには眩しい。


昔、シャンソン歌手は、

ほとんどの方が

誰かの門下のようだったが、


オレは、誰にも教わったことがない


でも、シャンソニエで

アルバイトして、とにかく

沢山聞いたが、


その結果、

誰かに似てしまうことが、

一番つまらないと思った。


その当時の先輩たちは、

個個が恐ろしいまでも

違った。


なんだか最近

シャンソン歌手の若い子たちは、

何だか似かよって見える

オレがじじぃだからなのか⁉︎


誰かに似ること


コワクナイノカナァ。