★投稿連載記事⇒ 第3話「まかれた種 「はじめの一歩」シリーズ全8話より」 | 遥かなる冒険の旅人@朝やん渡辺の幸福戦略A to Z

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「はじめの一歩」シリーズ 
             第3話 「まかれた種」
 
 新緑の風薫る5月。連休を利用して、花壇の手入れをした。チューリップの球根を掘り起こし、新しい肥料を入れ、マリーゴールドとアサガオの種をまいた。
 

 あの小さな種から芽を出し、根をはり、11月末まで花を咲かせるこの花は本当にたくましい花で尊敬に値する。

 

 

 種にまつわる諺がいくつかあります。「まなぬ種は生えぬ」もその1つ。物事の結果は、原因がなければ発生しないという意味で、良いことも悪いことにも使われる。親や教師として『努力は必ず実るとは限らないが、努力しなければ実ることはない』と教えたい。『楽は苦の種、苦は楽の種』は、母がよく口にする諺。今、楽をすれば後で苦労し、今苦労すれば後で楽をすることができる、という戒めだ。

 『芽が出る』という諺で私が思い出すアニメ映画の傑作が「となりのトトロ」。病気で入院している母親の快方を願って二人の姉妹が花壇にまいた種に願いをかける場面が特に好きだ。森の妖精トトロが願いを聞き入れ、一粒の小さな種から芽が「ポン!ポン!」とはじけるように出、最後には森林となる。この『芽が出る』という言葉、努力が認められた時、幸運に恵まれた時に使われるプラスイメージの諺である。

 

 

となりのトトロ(動画)
 
 それに反し、世界中に多大な被害を与えた種もある。1台のパソコンからインターネット上にまかれた『アイラブユー』と称された電子メール、コンピューターウィルスだ。犯人は他人の不幸を喜ぶ、悲しい性格の持ち主であろう。強い憤りとデジタル社会の危険性を感じたのは私だけではないはずだ。同じ送りものなら、14日の『母の日』に心をこめた贈り物をしたい。

 

 

 学校は、始業式から1ヶ月が過ぎた。
学級の仲間意識が芽生え、元気に生活している3年3組の子供たち。

 カブトムシの幼虫を初めて見て驚く女の子。幼虫、さなぎ、成虫と大きく変身を遂げるカブトムシ。


神秘的な動画

 

順調に育てば、6月末には子供たちに神秘的な姿の蛹(さなぎ)を見せることができる。