こんばんは ドンキで迷子になりかける あやみぃ です
いやはや 時々「そういやあの時のあの人、今どうしているんだろう」なんて思うことってありませんか?
その「あの人」っていうのは同級生とか知り合いとかでなく、私の人生のほんの一瞬、僅かな間の関わりを持った名前も分からないような言わば赤の他人レベルの人です。
たまに「あの人は今」的な会話や言葉を聞くと、私はとある人物を思い浮かべます。
その人は、私がまだ幼稚園にも通っていない、幼児といっていい頃…(だったと思うのですが)に会った人です。
当時私は小さなザルを持って近所を裸足で歩き、そのザルに石ころを集めて回る。というブームがあったみたいで、時々私は気が向くとザルを片手に玄関を出て自宅を拠点にふらふら裸足で歩き回っては転がる石を見つけ、気に入ればザルに入れて持って帰っていました。
そんなある日、私は石ころがたくさん転がっている、すぐそこのアパート前の駐車場にて必死にあれこれと石を拾っていました。その駐車場はまだ舗装もされておらず土のまんまだったので、裸足がまた心地よくもあったのです。
その時、ふと頭上に何か陰がかかったと思い上を見上げると、そこには男性が一人立っておりました。
その男性は私に
「何してるの?」
と言ってきたので私は素直に
「石を集めているの」
と返すと
「そうかー、じゃあ手伝ってあげよう」
と言ってそこらの石を一緒になって這いつくばって拾いました。
そしてザルにはいっぱいの石がたまり、その人は「じゃあね」と言ってそのままどこかに行ってしまいました。後々知ったことで、おそらくその人は、そのアパートに住む大学生だったんじゃないか、との事。
ただそれだけのやり取りでしたし、顔も名前も覚えておりません。
けど、まだ自分という世界がまだまだ家からよくて数百メートル範囲で出来上がっていた私にとってそれはあまりにイレギュラーで不思議な出来事に思えたのでしょう。
それはずっと私の脳に焼きついて、今でもたまにふと思い出したりして、あの時の空気だとか、日光だとか、匂いだとかがふわっと漂ったりします。
しかし今思えば幼児の私が一人ふらふらしているのも、そんな子をみつけ気さくに声をかける大学生ってのも、現代で考えれば少し危険な匂いがしそうなものですが。当時それが普通にあったものだなぁというのも、印象的な要因の一つなのかもしれませんね。(ノ∀`)ウヘヘ
当時私が幼児で、その人が大学生(と仮定)すると…。その人は今最低でも45歳くらいにはなっていることでしょう。
今、その人はどこで何をしているのか。
新しい家族が出来ていますか。
何かに絶望してしまいましたか。
もしかしたら有名人になっちゃってますか。
実はとても近くに、まだいたりしますか。
とにもかくにも、あの時拾った石は、今どこにいったものでしょうね。
そうそう、昨日ブログの記事で言っていた通り、ちゃんと起きてCDを返却し、帰って
王様のブランチのブックランキングをみました。
私は勝ったのです(笑)