上村文乃 Official Blog 「気まぐれぱんだの水曜日」

チェロ弾き上村文乃(かみむらあやの)のブログです。
毎週水曜日に更新中!


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こんにちは^ - ^
今週は初めて、憧れのチェリスト、トゥルルス・モルクの演奏会に!
会場はバーゼルから約1時間弱のルツェルンのKKL。曲目は定番のドヴォルザーク。そしてオーケストラはチェコフィルにチェコ人のマエストロ、トーマス・ネトピル。

全ての条件がぴったりはまったこの上ない演奏会、バーゼルの町中で張り出されたポスターを見た時からとっても楽しみにこの日を待っていました。


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一曲目のヤナーチェクの序曲の後、舞台転換がおわってさあ待望のモルクが来る!・・と
来ない
こない、。
なかなか出てこない。。
演奏会キャンセルも多いモルク、まさかこの直前で体調を崩されたなんて事になったらどうしようなんて勝手な想像をしてしまったり。

そして数分後登場!!!
あのモルクが目の前にいるなんてと出てきてくれただけでお腹いっぱいになってしまいそうな気持ちに。
しかし座るなり椅子の高さが落ち着かないようで何回も調節、、やっと調弦して、

いざ・・!


弾き始めるまでがかなりどきどきしてしまいいらぬ心配をしてしまいましたが、ドヴォルザークの長い旅路約40分はあっという間、気づいたときには涙が溢れていました。


なんと美しい時間だったのでしょう。

こんなに優しく、静かに語りかけてくれるドヴォルザークははじめてでした。
まるで純粋な心を持った少年の告白を垣間見たような、とても素朴で血の通った音に本当に感動してしまいました。

ドヴォコンはスコアを見てもシンフォニーのようだし、各楽器の使い方が妙でソロチェロもその一部のように感じたいけれど、正直に言ってそんなふうに聴こえてくる演奏に出会ったことがなかったし、どのようにすればそれが成せるのか、考える日々でした。
でもこの日のドヴォコンは、舞台上の全ての人が作品の一部となり、お互いに寄り添っている素晴らしい関係を保っていて、なんとも言い難い幸せな感動を与えてくれました。

チェコフィルだったからこその音なのか。
後半のドヴォルザークのシンフォニー8番では、まるで体の内側からじんじんとあたたかくなる感覚。思わず顔がほころんでしまいました。
きっとみなさんがモダン楽器で金属製ないしナイロン弦等での演奏。でもこんな素敵な音が鳴るなら、現代弦も悪くないと思いました。


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ぱっと華やかに登場して、鮮やかに弾きこなす演奏も目を見張るものがあるけれど、今の私に一番響く音楽はこの日のすべてにつまっていました。


モルクさま、きっとものすごく、人一倍繊細な方なのだろうと思います。

いつかお会いすることができたら、あの音が紡がれた手に触れてみたいです🤝。





会場の開場に合わせてスイスのアルプホルン。
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