向日葵

先日来られたお客さまが、お忘れになられていた帽子を取りに来られて、その時に、向日葵をいただきました

レストランを始めてから、休日もなんやかんやお仕事。

考えていたよりも、沢山の仕事があり、毎日レストランの事で忙しくしていて、誰かからお花をもらう、なんていうことは、日常から消えておりました。

私は真夏生まれな事もあって、向日葵が大好きなので、本当に嬉しかったです

というか、お花をくださったのは、７０代後半くらいのご夫婦で、ご主人は車椅子利用されています。

とても、優しくて明るいステキなお二人なのです

お花をいただくと、嬉しくなるけれど、このお客さまのように、逆にお花をあげる側の、ステキな人になりたいなぁ～、と、思いました

いただいた向日葵は、中庭のテーブルに飾らせていただきました

日々、どんなに忙しくても、自分以外の誰かに、お花のように、元気や勇気を分けてあげられるステキな自分でいれるように…心には少し、余裕を持つことも、忘れちゃいなけないですね。

また、お客さまに教えていただきました❣️

お客さま❤️

先週から今週にかけては、なかなか濃い数日間でした

スイスから、以前の職場からのお得意さまが、Hデチャンシェフのお料理を求めてご来店してくださいました。

奥さまが日本人なのですが、ほんっとうにおキレイな方で、品格があり、チャーミングで…ステキ過ぎて、奥さまはとても気さくなのに、私はドキドキしてしまう…

そして、旦那さまは、とてもご立派な方なのに、私がドキドキしているのを冗談で和らげてくださる…ステキすぎるご夫妻

年越しに、ご家族で近隣のステキなクアホテルにお泊りになり、ディナーをウチでお召し上がりになるのもいいなぁ～、と、ステキなご提案もいただきました

更には、近隣の日本でも有名なワイナリーさんにも、数軒、お越し頂きました。

彼らは味覚、嗅覚のプロなので、やっぱりちょっと緊張します

でも、皆さん、Hデチャンシェフのお料理を、

香りが複雑で素晴らしい

と、評してくださいましたﾖｶｯﾀ

そのうちのひとつで、昨日は、ラインヘッセンのKellerさんがいらしていました。

気さく過ぎて、最初は、あの、G-マックスのKellerさんだとは思っていたなかったのですが、ワインの選択や飲み方で、

ムム、これはプロだもしや、あのKeller さんでは…！？

と、気がついた次第です。

そして、確信したのは…

ワイナリーのインスタグラムに私たちのレストランを掲載してくれていました

（掲載したよ！と、メッセージもくださった。気さくすぎる)

絶対的なオススメ、と

お食事の前に、Hexamer, Bamberger, Schönleber ,Dönnhoff, などで試飲をした、と、書いてあります。

この辺りの優秀なワイナリーの試飲を兼ねて、ウチでお食事していただいたのかな。

何れにしても、嬉しい訪問でした

レストランをしていると、ここが居地となり、色々な出会いをいただけます。

私からすると、どのお客さまもステキで、サービス（給仕）させていただくのが本当に楽しく、嬉しく、有り難い。

お仕事しながら、ステキさを分けていただいている…成長させていただいている…そんな風に感じています。

楽しい…

レストラン、３ヶ月

Loレストラン、Zur Traube （ツアトラウベ）を始めて、3ヶ月が経ちました。

もー、やる事が多すぎて、忙しくて忙しくて

ブログもFacebookからも、随分遠ざかってしまいました

こんなに忙しく、大変だったとは

そして3ヶ月が過ぎて、自営業とは良くも悪くもこういうことなのかー、と、実感し、やらねばならぬ事が、徐々に身にしみてわかってきました。

いや、これからも、この１年は、学びの１年なのだと思います。そんな中、ド素人の自分がレストラン経営者として育っていくのを日々感じています

５月に入り、私たちもいよいよ

コースメニューを始めました

フォアグラペーストと、ルバーブのコンポート、オロロソのジュレ、ヤギのチーズ添え。

チーマデラーパ（現在は杏茸に変更）のラビオリ。フレゴラ（サルディーニャの丸いパスタ）、ホワイトアスパラガス、アサリの出汁の泡。

レッドフィッシュの塩糀焼き。

ユズ、レモンチェッロ、長ネギのコンポートソースを添えて。

シャラン鴨のロースト。黒ニンニクと赤ワインのソース。

バジルとライムのソルベ。　

アーモンドのブラン・マンジェ、ベリーと、木苺と赤ワインのソース添え。

おかげさまで、沢山のお客さまにお召し上がりいただき、好評をいただいております。

自画自賛でなんですが、ホント、Hデチャンは良い料理を作ります。お客さまからは、

美味しい！

こんな美味しいものを久しぶりに食べた！

感動しました！

という、嬉しいお声をいただいております

もちろん、ワインペアリングも提案させていだいているのですが、ペアリングも喜んでいただけると嬉しくて

ヤリガイ感じてしまいます

今回は、ドイツ・モーゼル地方のワイナリーのチャーミングなシードルや、個性的なフランスのBioワインもペアリングのひとつに入れてみました

レストランをしていると、当たり前の事ですが、毎日違うお客さまがいらっしゃいます。

この３ヶ月の間にも、様々なお客さまにお越しいただきました。

こうして思うのは、レストランというのは、舞台と同じでパフォーミング・アーツなんだなぁ、という事。

レストランという空間は、お料理や飲み物、スタッフだけでは成り立ちません。

お客さまがレストランにいらして、初めて、共に食を楽しむ時間、空間が作られていきます。

どのお客さまにも、美味しいお料理、ワインと共に、くつろいで、楽しい時間を過ごして頂くのが私の役目です。

それが、舞台の本番のようで、毎日楽しくて。

楽しそうにお喋りしたり、笑って、お食事の時間を過ごしているお客さまを見ているのが好きです。

今はこの仕事にとても、やり甲斐を感じています

また、既に２回、３回とお越しくださっているお客さまもいらっしゃるのですが、おのずとコミュニケーションも多くなり、色々とお喋りしていただけたり、ご意見をいただけるのも嬉しくて、本当に、レストランとは素敵な場所だなぁ～、と、感じている毎日です