● <英文法> 知っていますか?「school」と「the school」の違い
こんにちは。
目黒区中目黒で子どもの英語教室&アドラー勇気づけ講座を開催している田中彩子です。
帰国子女のKちゃんとのオンラインレッスンでは、文法の学びをたくさん取り入れています。
先日のレッスンで学んだ文法は、特殊な「the」の使い方がテーマでした。
皆さんは、こんな「the」の用法をご存知ですか?
例(1) Joe had an accident last week, and was taken to hospital.
例(2) Jane went to the hospital to visitJoe.
例(1)の場合は「the」は不要、例(2)の場合は「the」が必要です。
この2つの例は何が違うのかというと、
例(1)は、「病院に行った」=「治療を受けるため」、
例(2)は、「病院に行った」=「お見舞いに行くため」、
という点です。
「病院」とは本来、病人が治療してもらうためにいくところ。
その本来の目的のために「病院に行く」場合には、「the」は不要なのです。
逆に、本来の目的ではないことのために「病院に行く」場合には、「the」が必要となります。
同じことは、なにか本来の目的があるような場所について当てはまります。
たとえば、こんな感じです。
例(1) Kate's brother is in prison for robbery.
例(2) Kate went to the prison to visit her brother.
この場合、
例(1)は、「悪いことをして刑務所に入れられている」状況で、
例(2)は、「悪いことをしていない人が、刑務所を訪ねた」ということになります。
例(2)で「the prision」の代わりに「prision」を使ってしまうと、誤解が生じますね。
ほかにも、「university/college」「church」なども、同じように「the」がつくのとつかないのとでは意味が大きく変わります。
皆さんも馴染みのある単語、「school」も同じです。
例(1) I go to school every day.
例(2) My mother comes to meet me outside the school today.
この例(1)で、「I go to school」という表現に「the」がつかないことは、なんとなく感覚でわかる方も多いのではないでしょうか。
帰国子女のKちゃんは、感覚でほとんどの場合はわかるのですが、ときどき、分からなくなります。
「感覚でわかる」というのはとても大事なことですが、その理論(文法)をきちんと理解していれば、感覚だけでは対応できないときにも間違えなくてすみます。
日本で生まれ育ち英語を学んでいる方で、文法学習から始めた方は、まずは文法で理論を学び、それを積み重ねて感覚で覚えていくことができればよいと思います。
帰国子女の方は、英語で生活して感覚で理解できるようになっているので、足りないところを文法の学習で補強すると、さらに強固な英語の基盤ができるでしょう。
日経DUALに取材・掲載されました!
「アドラー流 子どもを英語嫌いにさせない方法」
記事は → こちら
「英語を遊びに!アドラー流家庭学習のポイント」
記事は → こちら
┣ レギュラークラス
┣ オールイングリッシュ単発レッスン(英語でマインドマップ+α)
┗ オンライン多読・多聴、4技能強化レッスン(オールイングリッシュ可)
┗ 講座の様子
最新のスケジュールは こちら