今年も、広島、長崎の原爆記念日が終わりました。今年は被爆・終戦80周年ということで、生存する被爆者も少なくなり、核兵器反対運動は、若い人たちに受け継がれていかなくてはなりません。

たとえ、小さな声でも、訴え続けることがとても大事なのです。

今年の夏は40度を超える地域もあって、毎年気温が上昇して、夏はほとんど外出できない日が来るのではないでしょうか。

 

 

夏に聴きたいクラシック編

 

今回は、メンデルスゾーンのロンド・カプリチオーソと、ベートーヴェンのロマンス 2番ヘ長調作品50を紹介します。

どちらも、夏の夜に、とってもよく似合う曲だと思います。

ゆっくりした時間を過ごす時に、是非聴いてみてください。

 

 

ロンド・カプリチオーソ・メンデルスゾーン

 

 

 

 

ロンド・カプリチオーソ(Rondo capriccioso Op.14)は、フェリックス・メンデルスゾーンが作曲したピアノ曲である。作曲年代は不明だが(一説には15歳のときの作品とされる。)、初版は1833年に出された。序奏付きのロンド形式である(序奏-A-B-A-C-A-コーダ)。ウイキペディアより

 

※牛牛(ニュウニュウ(NiuNiu)、本名:張勝量(Zhang Sheng-liang)、1997年7月11日 - )は、中国の福建省のアモイに生まれたピアニスト。

 

詳しい解説が知りたい方は、こちらをご覧ください。

メンデルスゾーン「ロンド・カプリチオーソ」解説と無料楽譜

 

 

 

 

 

ベートーヴェン:ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス 2番ヘ長調作品50

 

 

 

 

ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス 2番 ヘ長調 作品50は、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンが1798年に作曲したヴァイオリンと管弦楽のための楽曲。

 

ウイキペディアより

 

 

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★ちょっとねこのお話、聞いてね!

 

ギャラネコのアースデイ の巻

今日はアースデイのイベントの日です。


グレたちはギャラネコに来て、わずか3日間の間に、猛練習をして、アカペラのグループとして出場することになりました。


マスターがバス、グレがテノール、カノジョがアルト、チャピーとエミーが一番歌いやすいソプラノを受け持つことになりました。


曲目は「アメージング・グレース」と、ノラーズのオリジナルの「僕たちのほしい物」「クロネコブルース」の3曲です。

 

イベント会場は以前メルリンケルのコンサートが行われた山の上の野外ステージです。


今日は世界中からミュージシャンが参加するので、夕方から始まって、翌朝まで続きます。

 

グレたちは朝食を済ませると、さっそく出かけることにしました。
みんな真新しいおそろいの衣装を着ています。メイとクロスケからのプレゼントで、昨日トナカイのトミーが届けてくれたのです。


カノジョ「メイとクロスケにも見に来てもらいたいけど、きっと天国から見ていてくれるわね。」

 

会場に着くと、まだ午前中にもかかわらず、ミュージシャンたちも何組か来ていて、それぞれのグループごとに、あちこちに散らばって、ギターのチューニングをしたり、発声練習をしたりしていました。


気の早いファンは、もうやってきて、場所を取って座っていました。


係りの人にプログラムをもらって戻ってきたグレが、興奮している様子です。


グレ「すごいぞ、今日はみんなに逢えそうだ。これを見てみろよ。」


みんながプログラムを覗くと、そこには知り合いの名前がずらりと書かれていたのです。

 

「メルリンケル、バーバラ親子、リスラーズ(リスのコーラスグループ)、子猫の聖歌隊、フクロウグループ、ファンキーネコのロックグループ。。。」


マスター「ジュールのポールたちもいるぞ!!」


カノジョ「本当!!コンサートに出られるようになったんだわ。ああ、風のトロイアを歌うんだわ!!」


チャピー「なんてすごいメンバーでしょう。クロスケの家のクリスマスイヴみたい!!」

5匹が発声練習をはじめて、しばらくすると、笑いながら近寄ってくる1匹のネコがいました。


カノジョ「メルリンケルだわ、ちっとも変わってないわね!!」


チャピー「キャー!!メル様だわ。ステキ!!」


エミー「彼がメルリンケルなの!!うわさどおりのネコだわ。」

 

メルリンケルは5匹のそばにやってくると、興奮気味に言いました。


「うれしいよ、とても逢いたかった。君たちが出て行ってから、心にぽっかり穴が開いたようで、淋しかったんだ。それに今日は又ノラーズの演奏が聴けるんだね。」
グレ「うん、出演するつもりじゃなかったので、楽器を持ってこなかったんだ。でも、アカペラでコーラスをやるよ。」

 

しばらくすると、今度はリスラーズ(リスのコーラスグループ)がやってきました。


「ノラーズじゃないか!!帰ってきたんだね。今日は久しぶりに君たちの演奏が聞けるんだね。」


又しばらくすると、今度は見覚えのあるブルーのサムイを着た5匹のネコが通りかかりました。


マスター「もしかしてポールじゃないか?」


その声に、こちらを向いた1匹は、たちまち顔をほころばせました。


「マスターにグレ、カノジョ、逢いたかったなあ!!今日は出演するの?」

 

思いがけないめぐり合いに、グレたちは興奮していました。

 

グレ「ジュールのみんなは今、どうしているの?」


ポールは、話し始めました。


「ジュールの街は、あれから復興して、貧しいながら、自分たちで自立できるところまでになったんだ。。君たちがカンパしてくれたお金で、学校も建てられ、農機具も買うことができた。。みんな充実した日々を送れるようになってきた。


それでもいたるところにまだ地雷が埋められていて、毎日のように、犠牲になるネコがいるんだ。地雷は畑の中や、子供たちの遊ぶ広場にも埋まっていて、その場所で、ネコたちは、農作業をしたり、遊んだりしているんだよ。危険だということは、わかっているのだけど、貧しいから、他の土地に引っ越すこともできないんだ。」

 

カノジョ「戦争が終っても、平和な国に戻るまでには、まだまだ時間がかかりそうね。」

 

ポール「地雷撤去の作業も進められているのだけど、とても追いつく数ではないんだ。世界中に埋められている地雷がすべて撤去されるには、あと100年もかかるそうだよ。それでこのイベントに参加して、ジュールの街のことを知ってもらいたい、そしてもっと貧しい国の人たちを励ましたいと思って参加することにしたんだ。今日は風のトロイアを歌うよ。」

 

ポールたちが、「それじゃあ、またあとで」と言って、立ち去ってから、グレたちは、ふっとため息をつきました。


「一度戦争が起こると、平和な国に戻るためには、何年も何年もかかるんだね。
ぼくたちも、いろんな国を垣間見てきたけど、ポールはジュールに永住するつもりかもしれないなあ。」

 

アースデイは世界中のみんなで地球のことを考えようというイベントです。


ギャラネコの街にも世界中から、たくさんの参加者たちが集まりました。コンサートの収益金はすべて、貧しい国の人たちの救済に使われます。さあ、今夜はどんなコンサートになるでしょうか。

 

つづく

 

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★今回の弾き語りは、松田聖子の「赤いスイトピー」です。ユーミンが呉田軽穂という名前で作詞をしています。(前回と同じです)

 

 

 

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前回と同じです

猫の絵本童話「空飛び猫」を読みました。