8月もあと1週間となりましたが、依然として猛暑が続いています。この暑さのまま、9月に突入するのでしょうか。
先日、アラン・ドロンの訃報(8月18日)のニュースがありました。88歳でした。
アラン・ドロンといえば、美男子の代名詞、一世を風靡したフランスの2枚目俳優です。なかでも代表作の映画「太陽がいっぱい」はニーノ・ロータ作曲の美しい名曲と共に、忘れられません。
★今回はアラン・ドロン追悼編「太陽がいっぱい」をお届けします。
ピアノ楽譜(初、中級用です)
https://www.at-elise.com/elise/ORDPKM00188/
★コーラスと共に
8月17日(土)に、早岐コミニティセンターで、東部老連女性部の研修会が開催されました。毎年、8月に開催されています。コーラスはオープニングに出場しました。
今年は「小さな木の実」とキロロの「未来へ」を披露しました。
現在部員は15名ほどいるのですが、この日の参加者は11名でした。
コロナ前は24、5人いたのですが、コロナで練習できない期間が4年も続いたので、半分以下になってしまったのです。また今年になって、少しづつ増えています。
東部老連女性部コーラスは、30年ほど前に、依頼を受けて指導を引き受けました。謝礼を1人分しか払えないということで、私一人で、指導することになりました。
試行錯誤を繰り返しながら、少しづつ高齢者の皆さんの気持ちも理解できるようになり、年齢も近づいて来ましたので、今ではコーラスが生きがいという気持ちがよくわかります。
初めからのメンバーは90歳を超えましたが、まだ練習に来られます。私も続く限り、皆さんと共に、がんばろうと思います。
★ちょっとねこのお話、聞いてね!
マスターに来た手紙の巻き
4匹がアロハ島から、ギャラネコの我が家へ戻ってくると、マスターに1通の手紙が来ていました。
昔の恋猫のエミーからでした。恋多きマスターでしたが、エミーはその中でも、最も愛した猫でした。
「マスターへ
突然お手紙を差し上げて、さぞかし驚かれたことでしょう。マスター、随分お逢いしていないけれど、お元気ですか?
私は今、森の近くの静かな一軒家で、一匹暮らしをしています。今日は朝から雪が降り積もっていて、外に出られないので、暖炉のそばで編み物をしていました。暖炉の赤い炎を見ていたら、去年の秋に出会った、不思議な出来事を思い出したのです。その時のことを、マスターにお知らせしたくて、お手紙を差し上げました。
月のとってもきれいな、ある秋の夜、一羽の年老いたトキが、空のお星様になったのです。
そのトキは、大空に羽ばたくことを夢見て暮らしていましたが、とうとうその思いを果たせぬまま、亡くなりました。私はとても心を痛めたのです。
あくる日、私は久しぶりに森へ行ってみました。すると、一羽のヤマセミが私のすぐそばの木の枝に止まったのです。
私が今までどんなに逢いたくても、何回森へ通っても、逢うことのできなかったヤマセミです。私は夢中でカメラのシャッターを切りました。そのヤマセミはこっちを向いて、ポーズを取ってくれたのです。そして、大空へ羽ばたいて行きました。
それから数日後、私は又その場所へ行ってみました。するとあのヤマセミがやってきて、私のすぐそばまで降りてきてくれたのです。
『ヤマセミさん、こんにちは、私はエミーです。今日はお話できて、とてもうれしいです。あなたの冠毛はいつ見ても、本当にすばらしいわ!!』
と私が言うと、ヤマセミは
『こんにちはエミー、これで逢うのは2回目だね。君もとってもきれいだよ。』
と答えてくれたのです。
私はあこがれていたヤマセミと話ができるなんて、夢のようでした。こんな幸せな気分、今までに味わったことがありません。
その日の夜は、よく晴れて、月も星も輝いていました。その中で、白く光るトキの星も見えました。トキが私に
『ヤマセミに合えてよかったね、』
と、ほほえんでくれているようでした。
私が撮った、ヤマセミの写真送ります。
エミーより」
エミーの送ってくれたヤマセミの写真を見ながら、マスターはこんなにもエミーの心をとりこにしたヤマセミに、ちょっと嫉妬しました。そして、エミーとヤマセミに逢ってみたくなりました。
他の3匹も、ヤマセミの写真を見て、うっとりしています。
グレ「かっこいい鳥だね。鳥仲間の中でも、もてるんだろうなあ。」
チャピー「私だって、鳥だったら結婚したいわ。」
カノジョ「メイと同じくらいステキだわ。」
カノジョの言葉にグレは、メイとヤマセミの両方に、やきもちをやきました。
その日の夜も、空は満天の星でした。
カノジョ「お星様になったトキの一生は、悲しいわね。」
グレ「今は仲間たちと、思う存分大空を羽ばたいているさ。」
4匹が空を見上げると、白く瞬くトキの星が、一瞬、金色の光を放ったような気がしました。
つづく
★アヤ子さんの音楽教室HP
★今回の弾き語りは中島みゆきの「命の別名」です。
命の別名・盛夏
★もう1つのブログ
落合恵子の「泣きかたを忘れていた」を読む | あやこさんのブログ (ameblo.jp)