今日はもの凄いマニアックな話題です。糖尿病患者さん、特にインスリン治療している患者さんの多くは自己血糖測定(じこけっとうそくてい)といって、ご自宅でご自身で血糖値(指先からの1滴の血液で検査をします)を測って頂いています。
自己血糖測定器の会社はいくつもあって、各社しのぎを削ってより良い商品開発し、世に出しています。会社名を例にあげると・・・
ジョンソン&ジョンソン
アボット
ニプロ
日本光電
バイエル薬品
ロシュ
テルモ
三和化学
アークレイ
各社が1製品とは限りませんので、私たち医療業界にいる身でも全ての血糖測定器の把握は不可能な状態です。
そんな中<あやこまごころ診療所>でお取り扱いをしているのは主にジョンソン&ジョンソンの製品です。
こちらはジョンソン&ジョンソンの血糖測定の針の写真です。
左がワンタッチペンランセット
右がワンタッチアクロランセット
いずれも使い捨ての針なのですが、それぞれどう違うのか??というと一番の違いは針の太さ。
左のワンタッチペンランセットは針の太さが0.32mm。
右のワンタッチアクロランセットはさらに改良版で針の太さが0.2mm。痛みの軽減を追求した進化型なんです。
こんな感じで指先からの
血液(血糖値)検査をします。
皆さんが自分自身で血糖測定をするとしたら、針が細くて少しでも痛みの少ない進化型の方が良いですか?私だったら、少しでも痛みが少ない方が良いと思うのです。患者さんもきっとそうなんではないかな?と思っていました。
実際は・・・。
10人中9人は「痛みの少ない、針の細い方」を希望されるのですが、10人中1人は「昔のタイプが良い。」と仰います。何故ならば、旧タイプのワンタッチペンランセットの方が針が太いので、血液がきちんと採取されるのです。「新しいタイプ(ワンタッチアクロランセット)は血液が出ない、何度やっても失敗してしまいます」との患者さんからの生の声も聞きます。
新しければ良い
針が細いから良い
痛みが少ないから良い
という訳では無いのですよね。
<あやこまごころ診療所>では
痛みの少ない新しいタイプ=ワンタッチアクロランセット
痛みはあるけれど、確実に血液が採取出来る古いタイプ=ワンタッチペンランセット
の2種類をご用意しております。ご相談下さい!
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あやこ先生@あやこまごころ診療所院長@ayacoharada本日休診日ですが午後は市内で勤務医してます。看護師さんが「あやこ先生、お休みの日なのに来て下さってありがとうございます。お疲れでしょう、少しお休みになって」と優しくお茶を出して下さった。外来の診察場で5分うたた寝させて頂く。どこもかしこも皆さん優しいです。まだまだ仕事!
2017年11月30日 16:36
あやこ先生@あやこまごころ診療所院長@ayacoharada今日は診察が終わり、患者さんのお宅へお届けものをしました。自己血糖測定の時に使う針、新型ではなく旧型のタイプが良いとご希望されたので。新型だから使い勝手が良いとは限らないんですよね、約1割の患者さんが「旧タイプが良い」と仰います。※ジョンソン&ジョンソンの話です。
2017年11月29日 22:29
あやこ先生@あやこまごころ診療所院長@ayacoharadaその患者さんは一人暮らし。お訪ねしたときには静かにテレビを見れおられました。高齢者の一人暮らしって不安だろうな、って思います。その方は足も不自由で室内でも杖をついておられる。家の中での転倒のリスクもあるな、って感じます。そういう方を定期的に見守りたいな「こんにちは」って。
2017年11月29日 22:32
あやこ先生の自己紹介
群馬県安中市磯部に2017年9月19日≪あやこ まごころ診療所~一般内科・糖尿病・ダイエット・予防接種・訪問診療~≫開業致しました。安中市の地域に密着した医療に力を注ぎます。【おしゃべりだけでもどうぞ いつでも気軽にお立ち寄りください】という想いの元、健康の事、体の事、病気の事、福祉や介護の事、日常のお困り事、など…をいつでも気軽に相談出来る診療所でありたいと思っています。