〈第11章〉4.森の人ユマーノ | ~トーラムメモ(オルクス・SAOIF兼)~

~トーラムメモ(オルクス・SAOIF兼)~

【注意】
・主にシナリオの感想・考察・NPCまとめになるため、倒し方とかの攻略系は有りませぬm(_ _)m

※ネタバレ注意!







出口はこちら↓



護りの森・外縁部からエルバ・トルンクに移動すると開始。
(貴重品:樹霊の宝玉)
ユマーノの声2「リグシーだ!!」

ユマーノの声3「リグシーを連れているぞ!大丈夫なのか!?」

まぁ、敵勢力の手におちてた種族だからなぁ…
一方で、アノノは…

アノノ「あい~、ここの道、フカフカしてて何か歩きづらいんだけど~。」

確かに土が柔らかく歩きにくい道だ…

フォリム「ははは。そうか、君たちには歩きにくいかな?僕たちは足から土に含まれる栄養を吸収するから、道の土は柔らかくしてあるんだ。」

アノノ「あぃ~!足が根っこなんだ。口からは食べないの?」

フォリム「食べる事もあるよ。荒れ地や岩場を旅していて、土から栄養を取れない時は食べ物で栄養を取るのさ…」

どっちもいけるの強いな。
歩いていくと、ぺルルの姿を発見する。

アノノ「あーいっ!ぺルルーッ!!」
SPADE黒「またまた~」

ぺルル「ああん、あんたの事だから、ちょっとやそっとじゃ死にゃしないと思ってたわよ。アノノを見つけて戻って来るだろうって事もね…」

ヌクス「助かったよ。あんたが来るまで、あの子イライラしっ放しでね…」

アノノ「ぺルル~、あたいや冒険者がいなくて寂しかった?寂しかったんでしょ?ほれ、言ったんさい。ほれほれ~。」

ぺルル「だーっ、うっさい!くっくんじゃない!!それと!何か知んないけど、あんたのそのしゃべり方、ムカつくから止めなさい!」

素直でないのは相変わらずだ…それにしても、アノノのしゃべり方が自分のしゃべり方そのものである事に、自分自身では気づいていないらしい…

クノンや方舟が見当たらないが…

ぺルル「ああん、街の真ん中に行ってみなさいよ。そこにいる長老んとこにいるから。」

フォリム「君の仲間は変わっているな…とりあえず、長老の所へ案内しよう。こっちだ…」

長老の家に行ってみると…
クノンと再会!

クノン「おお、冒険者!無事だったか!!そなたの事だ、必ず生き延びていると思ってはいたが…」

そして、隣にいるのが…
キンダ「我はユマーノの長老にて長を務めるキンダと言うか。ささ、どうぞこちらに…」

アノノ「あぃ~、小さい…子供??
あいっ!?何で驚かないの?」

ぺルル「そりゃ、まあ…極悪~な皇帝が幼女だったり、その幼女の正体が怪物だったりを見てきたしねぇ…こういうこともあるっしょ。」

SPADE黒「ターニャとか、メリオダスとか…」

キンダ「改めてユマーノの街、エルバ・トルンクへようこそぞ。異世界の若き神と、その住人にしてアルボーに認められし勇者よ、街の民に代わり歓迎するのぞ…
我らはユマーノ、トーラムに生きる森の民ぞ。コエヌビアの襲撃を避けてこの移動する森、モベレの森に移って来たのぞ…」

ぺルル「エルバ・トルンク…ユマーノ…モベレの森…うにゃ~あ、予想はしてたけど聞いたことない言葉がいっぱいで、頭が破裂しそう…
あんた、何も言わないけど理解できてんの?」

アノノ「あいあいあい…難しい言葉が右の耳から左の耳~…」

ぺルル「あによそれ。」

クノン「いきなり新世界に放り出されたようなものだからな。私も一通り説明を聞いたが、わからぬことだらけだ…」

キンダ「無理からぬことぞ。必要があれば細かく説明しましょうぞ…ところで…
そなた様たちは、なぜリグシーを連れておられるぞ?」

ぺルル「あたいも街の人がこの子に言ってるの聞いたけど…リグシーって一体何?」

クノン「加えて、この世界にはあなた方の他にどのような種族の人間や怪物がいるのかも聞かせて頂けるとありがたいのだが…」

キンダ「無理からぬことぞ。では、聞きたい事を質問されるがよいぞ。できうる限り答えようぞ。」


※この質問はシナリオ後もキンダからいつでも確認できるぞ。
→この世界の人間について
キンダ「うむ。まずはこの世界…トーラムに存在するヒトの事から話そうぞ。
トーラムには我々ユマーノの他に、水に棲むラーナ、そしてリグシーが存在するのぞ。
ラーナ族は主に水の中に棲む民族ぞが、時々は陸に上がってきて水中で採れたものを売ったりしているため、我々とも少なからず交流があるのぞ。
その他にも、数は少ないが様々な種族が存在しておるのぞ…」

アノノ「あぃ、水から顔を出してあたいらを見てたり、水を吹き付けてコエヌビアをやっつけた何かって、ラーナだったみたいね、怪物じゃなかったんだ…」


→怪物について
キンダ「怪物?そなたたちが森で見たのはこの世界固有の生物ぞ。草食で我々も補食対象ゆえ脅威ではあるぞが、我々は怪物とは呼ばんのぞ…」

そうか、ユマーノは植物だから草食動物が天敵になるんだ…Σ(゜Д゜)

アノノ「あい~、あんなにおっかなさそうだし、食べられるかも知んないのに怪物じゃないの?」

キンダ「彼らもこの森に生きる生命ぞ。自分や仲間の命を守るため、彼らと戦うことはあるぞが、
怪物と呼んでむやみに命を奪うことはしないのぞ。竜を除いては。」

ぺルル「竜?この世界にも竜っているの?」

キンダ「竜は森に生きる生命、いや、この世界に生きる生命とは異質な存在ぞ。奴らは命を繋ぐためでも何でもなく、他の生命を遊びで狩る邪悪な存在ぞ。
奴らやコエヌビアこそ怪物と呼ぶべき者たちなのぞ…」

ぺルル「そーなんだ…あたいらの世界じゃ、竜は自然と共にある存在で、悪い奴もいるけど、
人間を助けてくれる存在の方が多かったりすんのよね。う~ん、ところ変わればなんとやらだわね~…」

竜もイルーナ界出身だからなぁ


→リグシーについて
ぺルル「そうよね、これは聞いとかないと…こいつがそうかも知れないって言うリグシーってのは?」

キンダ「リグシーも我々やラーナ族と同じく、トーラムの原生民族ぞ。もともと地下に住んで他の種族と交流を持たぬ種族だったぞが、
そのほとんどがコエヌビアにとり憑かれ、怪物化して奴らの尖兵にされてしまっておるのぞ…」

クノン「なんと言う事だ…この者も奴らのの尖兵として、我々の世界に送り込まれていたわけだな…」

キンダ「尖兵となったリグシーたちがそなたたちの世界でも有効な攻撃手段となるか、試すために連れて行かれたのであろうぞ…」

アノノ「あい?」


→コエヌビアについて
キンダ「どこから来たのかはいまだに不明ぞが、はるか昔、このトーラムへと侵略してきた不定形知的群体生物ぞ…」

アノノ「あぃ?ぐんたい…って何?」

キンダ「同じ種類の生物がたくさん集まって、一つの個体を作り上げた状態のことぞ…
その群体は憑依能力を持つコエヌビアの個体をトーラム中に放ち、3つの先住民族のうち1種族、リグシーを全て支配下に置いた後、
すさまじいスピードで一時はトーラムの3分の2を制圧してしまったのぞ…」

ぺルル「うげげ…エルデンバウムにいたあいつを追い返してなきゃ、あたいらの世界もそうなってたかも…」

キンダ「しかし、コエヌビアが水に弱いと言う事がわかってからは、我々ユマーノとラーナが協力し合う事で反撃に成功し、
今ではトーラムの半分を奪い返したのぞ。ただ、水が少ない地域ではどうしてもコエヌビアが有利だし、
近頃は奴らも対抗策を講じて攻めて来るから、戦いはこう着状態になっているのぞ…」

クノン「こちらの世界がコエヌビアの本拠地…奴らに有利な局面も多々あろう。これから先、戦いさし烈さを増すに違いあるまい…」

ぺルル「ふぃ~…しばらく商売はできそうにないわね~。
せっかく違う世界に来たんだから、他のどんなキュールのキャラバンより先に販売ルートを確保したいのよ。あんた、がんばってよ!」」

なんか鍵カッコが…

クノン「おぬしも戦わんでどうする?エルバーノ王から、なかなかなハンマーの使い手だと聞いているぞ?」

ぺルル「わぎゃっ!あに言ってんのよ、あの王様ぁ!!あたいは商人で戦士じゃないわよお!」


→特に質問はない
キンダ「むう…それにしても、この者からコエヌビアの気配が感じられんのぞ…
そなたたちの話によれば、結晶を怪物に取り憑かせたり、
自身も多数の結晶がついた巨大な怪物に変身したりとコエヌビアの尖兵としての行動をとっていたと言う事ぞが…」

ぺルル「怪物化してこいつを瀕死にまで追い詰めたところで、グリーシアって女神様が射た光の矢に射抜かれて崖の下に落ちてったのよね…
下は海だったから、水に触れてコエヌビアが消えちゃったとか…」

キンダ「我々も怪物化したリグシーを水に落として撃退した事はあるのぞ。
しかし、水に落ちたリグシーは結晶に食われて消滅し、食った結晶も消えてしまったのぞ…リグシーだけが生き残る事はなかったのぞ。」

だが、結晶にとり憑かれても生還しているキャラ他にもいるような…?
レリザやゾルバンとか…
あれ、レリザどこいった?

ぺルル「だとすりゃ、グリーシア様の光の矢のせいなのかなぁ…矢に射抜かれてコエヌビアだけ消滅しちゃった…とか?」

キンダ「そなたたちの世界の神の力によるものとすれば、再現は難しいかもぞが…アノノはリグシーたちを元のトーラムの住人に戻す希望の光かも知れんのぞ。」

ぺルル「あんた、希望の光なんだって。頑張んなさいよ!」

アノノ「あぃ、あにを?」

キンダ「…我々がこのモベレの森に移住したぞは、おぬしたちに出会うためだったかも知れんのぞ…」

ぺルル「またまたぁ、それはいくらなんでも大げさっしょ。」

キンダ「いや、大げさではないのぞ。どこに移ってもコエヌビアから逃れられぬ…
絶望していた我らの前に奴らを追って来たと言うそなたたちが現れたのぞ。これを運命と言わずして…」

ぺルル「ちょと待って。どこに移っても…って、この辺りにもコエヌビアがいるっての?」

キンダ「最近、この辺りでもコエヌビアの侵入が確認されているのぞ…今はまだ被害が少ないが、端の方から森が荒らされていると言う報告が…」

と、そこへ…
キンダ「何!?そんなに近くまで迫っておったぞか!!」

クノン「袖振り合うも多生の縁だ。おぬしら、討伐に加勢してやってはどうだ?」

ぺルル「販路拡大のためには、ここで恩を売っとくのもありだわね…よぉし、乗ったあ!!」

アノノ「あいっ、アノノも行く!!」

クノン「いや、お前は私とここへ残れ。」

アノノ「え~っ!?なんでよ!?」

クノン「お前は、この世界でコエヌビアに憑りつかれたリグシーを元に戻す希望かもしれんのだ。危険へ飛び込むのは避けた方がいい。」

憑りつかれた…とり憑かれた?

アノノ「ぶーっ、そんなのつまんない~っ!!」

クノン「それに冒険者やユマーノの主力兵がいない間、この街の守りは手薄になる。私やお前が手伝わねば、誰がやるのだ?」

アノノ「そっかあ!あいっ、あたいクノン様と街を守る!」

クノン「アノノは私が引き受ける。安心して行ってくるがいい…
なに、ちょうどあやつの珍妙なしゃべり方を少し直さねばと思っていたところだ。
そなたたちが留守の間、じっくりとしゃべり方教室を開いてやろう、ふっふっふ…」

SPADE黒「ぺルルも生徒にしてやって?」

キンダ「感謝するのぞ!では、この者たちを連れてゆくがよいのぞ。」

キンダが連れて来たのは、二人のユマーノ兵。
キンダ「おお、忘れるところであったぞ。そなたがアルボーよりたまわった樹霊の宝玉を出すがよいのぞ。
樹霊の宝玉には、アルボーの力の一部がこめられておるのぞが、他に二つのユマーノゆかりの力をこめることにより、伝説の武器が現れると言う言い伝えがあるのぞ…
残る力はどこにあるかわからんぞが、二つ目の力として我の力の一部をこめてみるのぞ。フンッ!!」

キンダが宝玉に力を込めると…
SPADE黒「HEART白がよく術式ランサーで放ってるやつだー」
→樹神の宝竿を手に入れた!
霊から神に昇格してるΣ(゜Д゜)

ぺルル「力をこめることで形を変える珠なんて初めて見るわ…すごい世界よね、ここ…
よっしゃあ!そんじゃ行くわよーッ!!」

主人公達は街外れの街道を通過し…
ここに方舟置いてるんだ…
そういえばナーウィはともかく、レリザさんはどこに…??
資材置き場に到着。

ぺルル「ふい~っ、あんたたちユマーノのために舗装された道路って、土が柔らかくって歩くのしんどいわ~。少し休憩~。」

ユマーノ兵士「すみません。我々はこの方が歩きやすく、栄養補給もできるものですから…
栄養を取らないと、『芽吹きし者』になろうと思ってもなれないので…」

ぺルル「ぅえ?『芽吹きし者』って…なに?」

ユマーノ兵士「我々は頭の後ろに種を持っています。その種が芽吹いて花を咲かせる事を『芽吹く』と呼ぶんです。」

じゃあ、フォリムと長老キンダさんは「芽吹きし者」なのか。

ぺルル「ふ~ん…で花が咲くとどうなるの?」

ユマーノ兵士「『芽吹きし者』には高い魔力と戦闘力が備わります。花が咲いたと言う事は、立派な戦士として独り立ちできる証でもあるんです。
『芽吹きし者』が望めば、自分の領地となる理想の土地を探す旅に出る事が許されるんですよ。」

ぺルル「ふえ~っ、すごいじゃん!それで花はいつ咲くの?」

ユマーノ兵士「それは…ヒトそれぞれの生まれつきの素質が関係しているとも言われているんですが…
いつ芽吹くかはまちまちで、子供でも芽吹いた者もいれば、老人になっても芽吹かない者もいるんです…正直、自分自身ではわからないんですよ…」

ぺルル「そっかぁ…自分の思い通りに行かないのはもどかしいわよね…さてと、お待たせ!あたいらも十分休憩とれたから、そろそろ出発しましょうか。」

そう言って歩き出そうとした時…
少年はその場に座り込んでしまう。

ぺルル「ごっ、ごめん!大丈夫?
あんた、元気なさそうに見えるけど、どうかした?」

ムティ「え!?あ…うん…僕、友だちに誘われて異世界から来た冒険者さんのコエヌビア退治について行く事にしたんだけど、
僕…みんなの中で一番体が小さいし、もともと臆病で、戦い方もうまくなくて…戦士に向いてないんじゃないかと思うんだ…」

モンスターを退治しながら進む主人公達。
ぺルル「ねえ…この獣にコエヌビアが憑りついたら、かなり厄介なことになんない!?」

資材置き場の奥へ進んでいくと…

先程の獣が集団で襲って来た!
ぺルルとユマーノ兵士1人が助っ人に入り、ジーミスを討伐。

戦いが終わった後、ぺルルは隅に逃げていたムティの所へ。

ぺルル「あんた、こんなとこにいたの。みんな動き出したわよ、行こ…」

ムティ「やっぱり僕には無理だよぉ…このまま置いて行って、お願いだから…」

ぺルル「んむ~…」

ぺルルはムティをかつぎ上げ、主人公達と先へ進む。

ムティ「わっ!わわわ、何するんだよ!僕はもう行きたくないんだ、下ろしてええぇぇ!!」

そして主人公達は、資材置き場の一番奥へとたどり着く。そこには何故か闘技場のようなものが建っていた。
ユマーノ兵士「資材は我々が使うものですが…こんな気味の悪い建物は作りません。」

ぺルル「ま、まあ、そうよね。中へ入ってみりゃわかるでしょ。みんな、気をつけて!」

闘技場の中へ入ってみると…

ユマーノ兵士「りゅ、竜!?」
何この溢れ出るマンドリル感…

卒竜ザイビオ「だが!野菜くずがいくら束になろうとここから先に行く事はできんぞ!この闘技場の露と消えるがいい!」

ぺルル「こっちの世界でもいるのね、えっらそーなハッタリだけ利かせるバカって!
そんじゃま、違う世界から来た冒険者と商人娘の怖さ、知ってもらおうじゃないの!!」

ぺルルとユマーノ兵士1人が助っ人に入り、卒竜ザイビオを討伐。

卒竜ザイビオ「お…俺を倒しても無駄な事だ…し、集落は我々が占領した…お、おまえたちの力では…取り戻…せ…ん……」

消滅したザイビオの残した言葉によって、肩を落とすユマーノ兵士達。

SPADE黒「え、もう諦めムードなの?とにかく確認に急ぐべきじゃない??」

ぺルル「あーもーっ!!しっかりしなさい!」

ムティ「で、でも…集落は奴らに占領されちゃったって…」

ぺルル「死にかけの怪物のハッタリで落ち込むんじゃないの!確かに集落は占領されちゃったかも知んないわよ?でも!あいつ、集落の人たちの事なんか言った!?
全部怪物にしちゃったとか、全員あの世行きとか、言ってないっしょ!?てことは、みんな生きてる!あんたたちの救助を待ってんの!!
さあっ、集落のみんなを助けに行くわよ!!」

ユマーノ兵士たち「「おーっ!!」」

SPADE黒「やっぱり君たち素直過ぎでしょ…」

ムティはぺルルが担ぎ、集落へと急ぐ主人公達…
…つづく!