(第四章)51~55(オルクス) | ~トーラムメモ(オルクス・SAOIF兼)~

~トーラムメモ(オルクス・SAOIF兼)~

【注意】
・主にシナリオの感想・考察・NPCまとめになるため、倒し方とかの攻略系は有りませぬm(_ _)m

※ネタバレ注意!

51.地底より目覚めし者
こいな浦3の精霊童子に話し掛けて開始。

精霊童子「一つ、今後の魔族とエルフと人間に関わる大事になりかねない情報があってな。」

とは言え、これは魔族側の問題だという。
精霊童子は鏡の欠片のようなものを取り出した。鏡の欠片は一瞬の煌めきを示し、次の瞬間、奇妙な幻影が浮かび上がった。
彼誰郷1に自動遷移。
そこには一体の魔族と、少年ゲヴォンの姿があった。

魔族センコウコジ「イズモ秘伝の矛アワカガボコが眠る黄昏(たそがれ)城…ふむ人間どものイズモが始まった地か…」

ゲヴォン「あなたは、この世のあらゆる武具を集める魔族だって聞いたから特別に教えてあげに来たんだ。」

センコウコジ「自惚れるなよ、レヴァリアの小鬼如きが。アワカガボコなぞ、その気になればすぐにでも探知できた。」

ゲヴォン「あなたには難しいと思うよ?あれの矛先はイズモの人間の領土を決めるための国境スフィアだから。イズモ中のあちこちに気配が分散してるでしょ?
僕みたいに、人間の話を盗み聞きして在り処を見つけられたと思えないよ?」

センコウコジは、情報を教えに来た理由をゲヴォンに問う。

ゲヴォン「アワカガボコが抜けると、世界の狭間から大蛇がイズモを食らいにくるという伝承があるんでしょ?
その狭間に用があるって言われたんだ。分岐した世界の欠片を集めて来いって。だから僕はそれに従った。」

センコウコジ「従った?馬鹿を言え、お前は真に聞く言葉など、何一つとして聞いた事はないはずだ。身体だけは魔族となったが、貴様の始まりは所詮人間。精霊の言葉を聞かずして生まれてきた者。
我らのように、闇の精霊の言葉を選んで生まれてきたわけではあるまい?」

ゲヴォン「僕に命令をくれたのは、僕を独りぼっちにしなかった人。僕にはそれで十分。」

ゲヴォンに指示したオルクス王子は、何を企んでいるのか…
魔族センコウコジは、近場にある武具から取っていくだけだと言い、ゲヴォンに背を向けた。
幻影は消え、こいな浦3に自動遷移。
鏡の欠片はすでに輝きを失ったようだ。

精霊童子「幽鏡の欠片は、どうやら記録の機能もあるらしい。こいつは、彼誰郷という場所に散らばっていた。最近彼誰郷で起こった事を写したようだ。おそらくメメの魔鏡を誰かが持ち出したのであろうな。
こいつらの話で出てきたアワカガボコは、イズモの人間どもをこの地に安定させている。大昔、本物の人間のオトワヒメがかの地に突き刺して、イズモの国土を得た国境スフィアだ。抜けば何が起こるか分からんが…」

記録の機能…流石、あらゆる事を観測記録する魔族ならではのアイテムだ。
精霊童子はスヒメによって力を使えないようにされており、魔族側で対処して欲しいとの事。
精霊童子は鏡の欠片をこちらに渡してきた。主人公はこの事をスヒメに知らせるため、黒鷲城下町に戻った。
スヒメに話し掛け、事情を説明する。

スヒメ「そやつはセンコウコジじゃのう。長らく眠っておった魔族じゃ。
幽鏡の欠片が彼誰郷に散らばっておったとは。妾たちが使った鏡はマールケンに落ちているはずじゃが…いや、幽鏡は母上がフォイルニスの水晶のレプリカとして作ったものじゃし、数は一つではないし、効能も本物とはだいぶ違っておる。妾たちが使った物とは別の物…という可能性もあるが…
彼誰郷はイズモにまつわる闇の魔法が不思議と集結する地。マールケンに落ちた破片を何かの力で吸い寄せたという事もあり得るのう…
うん?センコウコジの事かえ?確かに厄介よ。魔王の影響で目覚めて早々に、アワカガボコを引き抜こうとはのぅ…抜けば人間にどんな影響が出るやら。なにしろイズモの人間どもは…色々と特殊なようじゃからな。
しかしセンコウコジはただ武具をかき集める存在ゆえ、止める事は出来ぬ。」

選択肢→同じ魔族でも?or何故武器に固執する?

スヒメ「人間以外の全ての存在は、役割がある。生まれた時に選び、与えられた役目じゃ。あやつの役目は、武具を集める事。
何人たりとて妨げる事は出来ぬ。が、そなたには十分世話になった。ちと八方塞がりゆえ、母上に相談してくる。」

END
───────────────────
52.かはたれ時の幻達
興行人アカキに話し掛けて開始。

アカキには、彼誰郷に行くなら頼み事があると言う。

アカキ「もしあそこでもう一人のあたしを見かけたら、亡くなった旦那のくれた櫛を譲ってくれないか、頼んで欲しいんだ。
彼誰郷には、この黒鷲城下町の住人そっくりの変な化け物が出るんだって。
そのそっくりさんってのが、もう一つの人生を生きたあたし、みたいな奴らしいんだよ。本物とはちょっとずつたどってきた人生が違うような事を言うんだってさ。
実はあたし、亡くなった旦那がくれた櫛を落として割っちまったんだ。旦那がくれたもので一等好きだったんだ。無理かもしれないのは分かってるんだけどさ、方法かまあるなら試したくてね。
でも、自分とおんなじ顔をした奴に会うなんて恐ろしくてねぇ…」

主人公は彼誰郷1に移動、もう一人のアカキに遭遇する。

主人公は、アカキ?に櫛を譲ってくれるよう頼んだ。

アカキ?「うーん…あれは一応旦那から初めてもらったものだからねぇ…」

END
───────────────────
53.幼心の世界
興行人アカキ?に話し掛けて開始。
事情を察したアカキ?は、また買ってくれる機会もあるので一つくらい譲っても良い、と承諾する。

アカキ?「うん?あたしの旦那が今も生きてるかって?縁起でもない事言わないでおくれよ。今日もピンピンしているよ。」

彼誰郷でのアカキの旦那は、今もご健在のようす。
アカキ?は櫛を探しに行ったが、いつもの場所に無かったらしい。

アカキ?「そういえばさっき、オロチベエカハツベエがうちに遊びに来てたね。多分あの子らが持っていっちまったんだね。あの子らはいつも家の近くの草はら近くで遊んでいるんだ。
ちょいと見に行ってはもらえないかね?あたしが行くと叱られるって警戒するだろうから…」

主人公は家の近くの草むらに行く。しろると、そこで奇妙な鏡の欠片が落ちているのを発見する。鏡の欠片は一瞬の煌めきを示し、奇妙な幻影が浮かび上がった。

二人がまだ幼い。

少年オロチベエ「俺、つえーサムライで殿様ー。城にいっぱいすごいもの持ってる。」

少年カハツベエ「じゃ俺もつえーサムライで、いっぱい持ってる殿様がいい‼」

少年オロチベエ「じゃあ、兄弟の殿様な。えーと、俺の殿様の名前ヒムカウジ
早くしないとお前の分もつけるぞ。太陽と月でツクノモリな。」

少年カハツベエ「勝手に決めるなよ‼じゃあ俺のツクノモリ、いっぱいカラクリ作ってるっておれ今決めたー。」

少年オロチベエ「じゃあ、ヒムカウジは城でかい。黒鷲城持ってる‼」

少年カハツベエ「え、でもさー、あのお城ぼろぼろだよ?」

少年オロチベエ「そりゃイズモ中が今は貧相だしなぁ。でも二百年前はイズモにもいっぱい人がいたんだってさ。城下町も提橙(ちょうちん)がいっぱいでぴかぴかしてたって。その頃のイズモが帰ってくるんだよ、いつかオトワヒメ様が、新しい土地を見つけたら。」

少年カハツベエ「じゃあ、俺の城もでかくて、城下町が凄くて…兄ちゃん、昔の城下町って何があるんだ?」

少年オロチベエ「色々と人が一杯で派手で、今より色んなものが沢山だ。今アカキがやってる劇場も、今より派手で凄い。」

少年カハツベエ「サムライはいっぱいいる?」

少年オロチベエ「強いのいっぱいいる。あと…シノビとかもいる。俺も見たことないけど…多分悪い奴らをこっそり退治する?
多分普段はみんなの健康を守る団とかのふりしてて、こっそり悪い奴らと戦ってる。」

このシノビというのは、エクストラジョブのシノビ転職クエストをしているNPCの事かな?
少年オロチベエはシノビが手裏剣を投げる動作をして、赤い櫛を投げた。櫛はあらぬ方向へ飛び、少年カハツベエの顔に当たった。
とたんにカハツベエは大泣きする。

少年オロチベエ「うわこいつ、ほんとすぐ泣く‼やーい、なきむしかえるあめでなくー」

少年カハツベエ「兄ちゃんのばかぁぁぁぁ。ヒムカウジとか、ツクノモリの発明品ひっさつガシャドクロでぺっしゃんこになっちゃえばいいんだ‼」

少年カハツベエが少年オロチベエに殴りかかったが、オロチベエは素早く避けて、逃げ出した。カハツベエも後を追って走っていく。
幻影は消え、鏡の欠片は輝きを失った。
ふと、鏡越しに二人の子供の影が、「彼誰郷2」に走り去っていくのが見えた。振り替えるが、現実には人影が見当たらない。
主人公は櫛を探すため、鏡の欠片を持ったままその場を離れた。
幼いオロチベエとカハツベエが話していた内容は、現在のイズモと同じ情景だったが…

END
───────────────────
54.オロチベエの後悔
彼誰郷2の草陰に煌めくものから開始。
鏡の欠片を見つけ、主人公が拾い上げた瞬間、欠片から奇妙な光が閃いた。
見ると、鏡に写っているのは主人公の顔ではなく、オロチベエの顔だ。鏡の中のオロチベエは主人公の顔を見つめて口を開いた。

オロチベエ「(主人公)どの。話をしてくれてうれしいものだ。こちら側はさびしいのだ。彼誰郷は侘しいか?
だがその地こそが本来のイズモ。わしの子供の頃には、イズモは滅び行く最中だった。寂れ切った何もない土地。だからといって、イズモ以外のどこへ行ったところで、わしらはただのよそ者の傭兵だ。
どこへ行ったって、イズモは未来永劫寂れていた。それを受け入れているつもりだった…
なのにどうして、わしはここにいる!!」

鏡の欠片は一瞬の煌めきを示し、迂路の狭1に自動遷移。そこには、過去改変前のオロチベエが立っていた。

オロチベエ「すまんカハツベエ…わしはお前に会いたかっただけかもしれん…。だが、現実の側があの日あの石と鏡によって書き換えられた‼
思い描く世界が本当になればいいと、あの瞬間確かに願った。お主が呪石と幽鏡をわしのもとへ持ち込んだあの時、声が聞こえたのだ。願え…と。
ゆえにわしは願った。わしとカハツベエが思い描いた、夢想のイズモ。そうして生まれたのが、オート大陸のイズモ。それが現実のはずだ…だが、新しい世界に書き換わるということは、わしが救いたかった元のイズモが消えるという事だ。
あの時、わしは本物のイズモを消したくないと思った。そして、幻としてここへ運んできた。彼誰郷と呼ばれているらしい、現実の残り香。
時は止まっておるが、わしがいるこちら側が本物の世界のはずだ。何故ならわしと…あの時居合わせたお主だけは知っているはずだ。
今そちらにあるオート大陸は、もともとはなかったはずのものだと‼あの願いの魔法にて生まれたそこは作り物の世界だ‼」

次の瞬間オロチベエの姿が消え去り、別の場所にきらめく物体を見つける。それは大きなウロコのようなものであり、拾った瞬間、鏡の欠片に姿を変じた。
鏡の欠片は一瞬の煌めきを示し、白い光の閃きが視界を覆い一瞬なにも見えなくなる。

少年ゲヴォン「誰かが世界の狭間に取り込まれたみたいに見えたんだけどなぁ…どうやったら僕も行けるんだろう。この辺りに気配はするのに…」

その時、なぜかゲヴォンの声が聞こえた気がした。
彼誰郷2に自動遷移。

END
───────────────────
55.鏡の向こうを追って
草陰のに煌めくものから開始。
先程とは違う場所に鏡の欠片を見つける。欠片を拾い上げると、欠片ごしに見る自分のはるか後方にゲヴォンの姿が一瞬映った気がした。
ゲヴォンが向かった方向へ行くと、小さな墓碑を見つける。

墓碑の近くに鏡の欠片が落ちており、欠片は一瞬の煌めきを示すと、少年オロチベエの幻影が現れた。以前見た時の姿より三、四歳ほど成長しているように見える。

少年オロチベエ「俺が病になればよかったのに…カハツベエ…。イズモは雨がよく降る…。こんなにも降らん土地ならよかったな。まるで俺が泣いてるみたいじゃないか。
すまんカハツベエ…俺はイズモを離れる。サムライとして認められたらじきに。ずっとここにいるのはつらいんだ。お前のことを思い出すから…」

そこへ興行人アカキ?がやってきて、櫛を渡した。
幻影は消え、鏡の欠片も輝きを失った。鏡の欠片以外に、櫛が落ちているのを発見した。
つまりこの拾った櫛というのは、過去改変前のアカキの櫛…という事になるのか。

END
───────────────────
(第四章)56~60

オルクス(シナリオまとめ)
◆もくじ◆