私はだいたひかるさんのブログを時々見るようにしています。
それは、彼女が「乳がんサバイバー」だからで、そして、今現在、ご懐妊中とのこと。
そして、いつも書籍の中から「これは!」と思う、強いメッセージを発信している言葉を載せてくださっているからです
その中でも私が感銘を受けたのが「乳がん告知後に響いた言葉」(4月21日にアメブロのブログでアップされています)というタイトルで、映画監督の「フェデリコ・フェリーニさん」の言葉として「始まりと思うのも自分。もう終わりだと思うのも自分」という言葉を記事にされていらっしゃいました。
この言葉、本当に深いなぁって思って。
私、手術をする日の夜「死にたくない、死にたくない・・・」って入院時に持っていったノートに書いていたんです。
散々乳がん関連の書籍を読んだにもかかわらず、です
この気持ち、きっと乳がんサバイバーの方なら分かってくれるかしら?って勝手に思っています。
そして「もう終わりだと思うのも自分」っていうことはきっと、諦めちゃおしまい、ということを語っているんだと感じるんです。
私の場合、どうして「乳がんだと感じた」のは、お恥ずかしいお話になりますが「足の裏の臭い」でした
私だけが感じるのか?それとも他の方もそうなのかは分かりかねますが、とても臭ったんです
そして、線維腺腫の手術(良性でした)を手術をした方の胸から何だか1か月ぐらい前から透明な液体が出ていて。
それがちっとも止まらなかったんです。
これを母に言うと、すぐに外科(私が通っている病院には乳腺外来がありません)に連れて行かれました
そこで「これはちょっと怪しいかも」って、私の胸を定期的に観察してくれている外科の主治医が言っていて。
「念のために、針生検をしましょう」って。
1回目の時には過去記事にも書きましたが、グレー判定(がんかどっちか分からない)で、結局2度、針生検をして。
そこでやっと(確か2週間も待たないで結果が出たと記憶しています)「あやかさんは乳がんです。0.8ミリのしこりがマンモグラフィーでも撮影されています」って言われて
もう、頭真っ白けで、そして、次の診察の時に触診を終えて(それ以前に入院時前の検査を色々としたのですが。特に痛かったのは造影剤を点滴で入れる検査でした。胸を撮影するので、肘を曲げちゃいけないと、二の腕付近にぶっとい針で点滴の針を刺すのですが、それがめっちゃ痛かったです)
その日から、私の無表情状態と「いのちの電話」に電話しまくるという生活が始まりました。(結局、電話に繋がることは一回もなかったんですけれども)
話を元に戻します。
「乳がんになって悲しい」という気持ちは私も痛いほどよく分かります。
でも、そこから先なんです。
そうです。
「自分がどう思うか」。
「どうして自分だけががんになるんだ!」って嘆く生活を送る人もいるかもしれませんね。
それはきっと身近にがんに罹患した方がいない人かもしれませんね。
でも、今、日本人女性は9人に1人が乳がんに罹患する時代に突入しています。(ちなみにピンクリボンアドバイザーのテキストでは12人に1人と書いてありましたが、きっと、テキストが更新されたら、書き換えられるんでしょうね)
悲しんで、苦しんで、悔しくて。
でも、行きたくて。
そんな足掻きをしながら、たどり着いたのが、だいたひかるさんのブログでした
彼女が綴ってくれているブログ。
とっても優しくて、そして強さに満ちています。
ぜひ、訪れてみてくださいね