東京ドームへの道~ayaden編 NEXT |  ayadenの遊び場 Perfume園

東京ドームへの道~ayaden編 NEXT

東京ドームへの道~ayaden編としては最終章です。
でも、Perfumeが進み進み、進み続ける限り、ボクもヨタヨタと
追い続けたいと言う思い。

それが「NEXT」です。

僕の周りは殆どが座ったり談笑したりしていた。
だけどボクは「なぜだ?」の思いのまま、ボーゼンとしていた。

そのときのボクは、「Wonder2」をやるんなら、オーラスだという
思い込みがあったようだ。←思い返せば

直ぐに「アンコール」の声と、手拍子が始まった。

ボクは我に返った。
そうだ、そうだよ。まだ中央のオブジェにも光はある。

アナウンスもない。
ボクは声を出し、手拍子を合わせる。

とてつもなく永い時間に思えた。




やがて照明が当たり、三人が姿を現した。
「ありがとう、ありがとう」

ボクは叫ぶ。

「ねぇ」が終わり、MCが始まる。

「私たちにチャンスをくれた曲」

「ポリリズム」がオーラスだった。

ボクはモニターを見続けた。そして腕を振り続けた。
汗も涙も流れ続けた。

銀テープが発射され、花火が輝く。

東京ドームはまさに「祭り」だった。



アナウンスに促され、通路に出る時の喪失感と充実感。
満足感と物足りなさ。

様々な感情が出口まで続いた。



やがて強烈な風がボクを外へ押し出した。

現実の世界へ戻ったのだ。

ボクは色んなことを考えて歩いていたと思う。
これまでの事、これからの事。

今、思い返そうにも記憶がない。

でも何かしら明かりが見えていたように思う。
水道橋から浅草へと戻りながら、「来てよかった」
という感情に包まれていたのは確かだった。


浅草のホテルに泊まり、翌朝浅草の街をブラリしながら
「松屋」へ入り食事を済ませる。

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都営浅草駅から羽田空港。

やがて機上の人となる

滑走から離陸して雲を突き抜ける。

来るときは翼の上だったので、ほとんど眠っていたが
今度は下がよく見えた。

安全ベルト着用のランプが消えた。


さらば東京、さらば2010年11月3日。