うつ病になったことがない人には、うつ病の人の辛さをイメージすることはできないと思います。
コロナやインフルエンザウィルスに感染して40度以上の高熱が続いている感じ・・・と言えばいいかな![]()
意識は朦朧とし、全身倦怠感を伴い、とてもじゃないけど仕事も勉強もまともには出来ないですよね。
うつ病の人も同じです。
高熱は出ていなくとも、体は鉛のように重く、思考も停止します。
いつも通りやろうと思ってもうまくできず、そんな自分を責めまくります。
うつ病は、自分で自分を痛めつけるとても怖い病気です![]()
その症状には、絶望感や無力感、無感情(感情が動かなくなる)などがあります。
また、うつ病の人は、自分のことを、無価値で何も成し遂げられないちっぽけな人間だと見なします。
そんな自分を嫌悪し、自分のような無価値な人間と関わってくれる人たちに対して申し訳ない気持ちでいっぱいになります。
「他の人はちゃんとやれているのに、自分だけができない
」などと思い続けます。
本来ならば、すぐに脳を休ませなければいけない状態なのに、自責が止まらず、脳が全く休めない状態に陥ってしまっているのです![]()
いくら周りが「そんなことないよ」「ゆっくりして」と伝えたり励ましても、その言葉は心に入ってこず。
「自分は周りに迷惑ばかりかけるダメな人間だ」という思い込みが強化されていくだけです。
この実体のない劣等感は、生存本能をも打ち消し、食欲や睡眠欲などの生きるための基本的な欲求も失わせていきます。
次のブログに続きます。