数年前に、黒川伊保子さんの「夫婦のトリセツ」を読みました。
男性と女性の思考回路の違いやコミュニケーションの取り方が分かりました。
本嫌いな夫にも「誕生日プレゼント何も要らないから、この本を読んでほしい!!」と頼んで読んでもらったことを覚えています(笑)
あれから何年経ったのかな?
先日、母から「パパは昔から何も変わらないむかつく!!」とラインが来たので、母の気持ちを受け止めつつ、父のことも考えながら返信しました。
それを読んだ母は、「持つべきものは娘だね!」と喜んでいたけど、できれば、娘じゃなくて、利害関係のないカウンセラーに愚痴ってほしいな
父だけじゃなく母も昔から全く変わりません。
そんな両親に呆れつつ、「そろそろ読んでおくかぁ」と思い、今回は黒川さんの「定年夫婦のトリセツ」を読みました。
母にも「面白いから読んでみたら?」と勧めました。
この本を読んで、「相手(夫)と自分は物の見方(捉え方)が全然違うんだ!!」ということを思い出しました
私たちは、自分とは正反対のタイプに惹かれます
感情ではなく、遺伝子レベルで。
夫婦が「真反対の答えを出す」のは、夫婦のペア装置が正常に機能している証。
自然界において、とっさに「真逆の答えを出す」ことは、お互いや子孫の生存の可能性を高めるために必要なことだから。
つまり、「自分は正しい!相手は間違っている!」と思うこと自体は、夫婦として正常なことなのだと、著者の黒川さんは言っています。
分かり合えない相手に対して、できるだけムカつないように工夫しながら過ごすこと。
これがお互いにうまくできているのが、理想の形なんでしょうね
黒川さんの本(いろんなトリセツ本があります)を読むと、相手に対して苛立っていたことが「そういうことなら、しょうがないか・・・」と思えるようになり、気持ちが少し軽くなります
追伸:「男性脳や女性脳は存在しない」とする研究結果も出ています。
脳も、その時代の社会や教育の影響を強く受けるし、男女の脳の差よりも、個人差の方が大きいんじゃないかな?と思う今日この頃です。