環境次第(2) | 産業カウンセラーあや相談室/気の向くままにGoing my way♪

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あくまでも読み物としてご覧ください。

環境次第(1)で書いた通り、

お互いを傷つけない関係は、お互いを「自分らしく」させていってくれますラブラブ

特に「共感」は心の支えになります。

「自分だけじゃなかったんだ」と思うと安心しますよね。

自分らしくいられる人や場所の存在は心を強くします🍀

 

 

アルコール依存症のKさんの場合生ビール

初回のカウンセリングでは、彼はアルコール依存症であることを一切認めませんでした。

もうこの時点でアルコール依存症なんですけどね…。

2度目のカウンセリングでは、「酒を止められないなら離婚したいと奥さんから言われたショック」と落ち込んでいました。

私は、Kさんにアルコール依存症の自助会に参加してみることを勧めました。

 

この時、Kさんは「自助会に参加したことを奥さんに伝えて、反省している振りだけでも見せておこう」と思ったそうです。

つまり動機は不純だけど、彼は渋々自助会に参加することにしたのです。

 

自助会に参加したKさんはとても驚きました。

他の参加者の話は、彼自身の話でもあったからです。

共感することが多かったのです。

 

「自分はアルコール依存症だったんだ!」

Kさんは自助会に数回参加し、ようやく自分がアルコール依存症であることに気がつきました。

 

まず、アルコール依存症の人はそのことをなかなか認めません。

「否認の病」と言われているのはそのためです。

 

自分は絶対に違う!自分のことではない!って思い込んでいるからです。

それが思い込みであることに1ミリも気づいていないのです。

酒を飲む理由を毎回いちいち作って飲んでいます。

 

アルコール依存症の自助会に行くと、参加者全員が「最初にここに来た時は、『俺はアルコール依存症じゃない!』って思っていた(笑)」「お前らとは違う!って思った(笑)」と言います。

みんなが口を揃えてそう言います。

だから、Kさんも「自分もみんなと同じだ!」と気づけたのですひらめき電球
 

気づくことは認めることになります。
周りが認めさせるのではなく、自分で気づいて認める。

これが大切です。めちゃくちゃ大切です。

 

当たり前のことなんですが、認められないと変わらないのです。

でも、認めると変わります。

他の依存症やハラスメント加害者も同じです。


まずは、第三者に相談することです。

そして、分かってくれる人(たち)と出会うことです🍀


分かってくれる人にも言いにく話は、カウンセリングで吐き出してください

Kさんもそうされています