人間以外のものとのつながりには、人間とのつながりにはない利点があります。
どんな人間関係も永遠ではないからね...。
長男にとってそれは筋トレ(人は裏切るけど、筋肉は裏切らない)
夫にとってそれはギター(人は裏切るけど、ギターは裏切らない)
私にとってそれは料理かな。
人間関係によるトラブルに巻き込まれ、怒り、悲しみ、劣等感、罪悪感などの負のループに苦しんでいたクライアントのKさん。
オリンピックでボルダリングの試合を見た彼女は、これ、やってみたい!と思い立ったが吉日翌週に近所のボルダリングジムで体験レッスンを受け、そのまま入会しちゃったそうです。
久しぶりに見たKさんの明るい笑顔に、私もとても嬉しくなりました。
Kさん曰く、ボルダリングは無我夢中になれて面白い。久しぶりにビールが美味しいと思った
全身の筋肉痛が辛くて、負の感情を感じる暇がなくなってしまった
とのこと。
Kさんのように、受け入れがたい状況に置かれた時の心の葛藤や欲求不満の衝動を、前向きに対処していくことを、心理学では昇華(防衛機制の1つ)と言います。
例えば、悲しみの感情を「絵」や「楽器」や「文字」で表現したり。
怒りの感情を「スポーツ」で発散したり。
劣等感をバネに「勉強」に集中したり。
昇華の利点は、負の感情もプラスの力に変えられることです。
それが自分の成長や向上につながります
ただ、その行為に依存し過ぎると、再び体調を崩したり、それをしていないと落ち着かなくなってしまうこともあります。
ハマっている時(高揚感がある時)は疲れやストレスになかなか気づけないものです。
つまり、休まない。
その間に溜まっていった疲れは、必ず後でドカンと来ます
頑張り屋さんのKさんも"やり過ぎて→体調を崩して→強制終了"をよくしてしまうことを自覚されています。
なので、次回のカウンセリングまでの宿題として、自分を大切にするため&良い状態をキープするために「ボルダリングジムに通うのは週1回ワンレッスンまで!」とご自身で決めました。
そういえば、私が去年いきなりアルゼンチンタンゴを始めたのも「昇華」だったんだなーって思いました
あれは本当に健全な現実逃避でした
久しぶりにコンフォートゾーンを抜けてみたくなったので、来週末K-POPの体験レッスンに行ってきますドキドキ
*成功するとか失敗するとか僕には関係ない。それをやってみる事の方が大事 by 大谷翔平