摂食障害に悩みながら、恋愛(支配)依存にもなっている方はたくさんいます。
どちらも「自分には(他人から愛されるほどの)価値がない」と思い込んでいる人がなる病気なので、併発しやすいのです。
″パワーゲームになりやすい″
付き合い始めると、相手に対する歪んだ思考が出てくるので、対等な恋愛関係を築くことができません。
例えば、相手を支配できる権利を持った方が勝ちだとか、支配に従うのが愛情だとか。
他者との健全な距離感が分からないんですよね
結婚して子供ができると、パートナーだけじゃなく子供も支配(監視)するようになります。
支配されることを喜ぶ人はいないので、支配しようとすればするほど、家庭内の問題が次から次へと出てきます。
夫婦関係は悪化し、子供もストレスを抱えて病んだり問題を起こすようになります。
自分の思うようにいかない現実に苛立ち、過食も酷くなります。
でも、本人は、自分の言動に問題があることに気づきません。
なぜなら、相手を支配しようとしている自覚がないからです。
恋人や家族の問題を救いたい、助けたいと必死に思っていて、それが支配的な行為だとは気づいていないのです。
良かれと思ってやっていることでも、度を超えれば悪になります。
そもそも、恋人や家族の問題は彼ら自身が解決するべきことであり、あなたが解決すべきことではないのです。
というか、他人の問題を解決することはできません。
″相手のことよりも、まず自分を大切にする″
恋人や家族への支配をやめることは、摂食障害の克服にもつながります。
そのためには、誰よりもまず自分のことを優先し大切にすることです。
でも、依存症の人は「自分を大切にするってどういうこと?」ってなります。
分からないから不安になります
自分の問題と向き合うことが怖くてたまらないのです。
だから、自分の問題から目を背けるために、相手の問題に目を向け続けていなければならないのです。
無意識にそうしているのです。
″他者ではなく、自分自身に焦点を当てる″
恋人や家族が鬱陶しくて辛い、疲れたでも私が頑張るしかないと思っている方。
「相手を助けたい!」という気持ちに、「相手を管理、支配したい!」という思いはありませんか?
助けたい気持ちが、願い(Hope)ではなく、欲求(Must)になっていませんか?
相手があなたに「してほしい」ことは考えず、相手が「したほうがいい」ことを、あなた自身が決めていませんか?
それを、相手のためだとして、相手に押しつけていませんか?
当てはまるかも!と思われた方はぜひカウンセリングでご相談ください。
「相手が・・・」ではなく、「自分は・・・」と自分を主語にしてみると、いろいろ気づけます。
話すことは気づくこと
(隠すことは病むこと)
納得できれば、あとは早いです
かく言う私も、30年前はメンヘラでした↓