命を吸って僕は生きてる
自殺について知りたくて探してる時に、
見つけた本です。
保健所で処分される犬猫、
屠殺される鶏、牛、豚などのルポも載っていて、
自殺についてだけ載ってるわけではないのですけど、
それはそれで、
自分が知りたいなーと思っていたことだったんで大変よかったです。
ペットの話は、感情としてやはりかわいそうって思うのは仕方ないと思うんですよねー。
猫が殺されるところなんかやはり見たくないと僕は思ってしまいます。
ただそうするのは、人間が心地よく暮らすためっていう。
原子力に反対しながら電気ガンガン使う生活をしてる、みたいな。
家に飼える猫が一匹として、
15年に一匹くらいしか、育てられませんし、
去勢するのも人間の都合だからなー、確かに。
お金で買われる動物もいればっていうのがまた、意味がわからない部分ですよねぇ。
そういうところからは逃げてるよね。
テレビとかね。
ある意味、平等ではないっていうのの証明だから、
きちんとみつめれば、人生の教訓かもしれませんが。
うちで飼ってる猫は大量にとられてるマグロを食べて、
そのマグロがピンチなんて話も聞くんだが、
それをちょっと別の話か。
肉の話も、見て見ぬふりしていた部分だから。
ぶらさがってる鶏肉の写真とかね、あれは目をそむけたくなるのに、
売ってる肉がガンガン見れるし、ガンガン食ってるわけだからね。
わけわかりませんね。
豚肉も牛肉も同じく。
殺した肉を食って生きてる僕の命、
こんな垂れ流してたらたら生きててはいけないんだな、
と少し思いました。
なんかリスクから逃げるな、みたいな。
少しは命かけようかなと。
あとは一回くらい、鶏を殺すところからの経験をしなきゃいけないのかなと。
真木蔵人が殺せる動物しか食べないみたいな話を聞いたことあって、
それを思い出しました。
自殺の話は、話が重たくなかなか読みすすめられませんでした。
てか、なんていうか、俺、どちらかというとこっちの側に近いんじゃないか、
みたいな気もありまして。
人事ではないみたいな。
苦しかったっす。
老人の自殺が多いみたいなんですが、
今後、ますます増える予感がします。
老いていく自分が嫌、みたいな人、これからもっと増える気がします。
有名どころの本ではないのですけれども、
読んでよかったと思いました。